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宇佐神宮−国東半島を訪ねて(1)
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大分県国東(くにさき)半島の付け根の西方に位置する宇佐神宮(宇佐八幡宮)は、全国4万余りの八幡宮の総本宮です。一位樫(いちいがし)などの原生林が生い茂る43万平方メートルの境内に、朱塗りの上宮、下宮、若宮神社、絵馬殿、春宮神社などを配し、上宮本殿は国宝となっています。元々宇佐地方の氏神であった八幡神は、南九州隼人の乱の平定や聖武天皇の東大寺大仏建立への寄進等を足掛かりに、中央政界と密接な関係を深めて行きます。隼人との戦いで殺生(せっしょう)の罪を悔いた八幡神は、仏教に救いを求め、これを契機(けいき)に、神と仏が習合した先進的な思想が宇佐に成立したと言われます。国東半島では天台宗の波及と相まって、宇佐八幡の絶大な権力と経済力の庇護(ひご)を背景に、神仏習合の独特の寺院集団と信仰が形成されていきました。6月中旬の雨上がりの日に宇佐神宮を訪れました。(旅した日 2005年06月)
■ レポート ・宇佐神宮と隼人の乱 もあわせてご覧下さい。
上宮(本殿は国宝)
上宮は、一之御殿、二之御殿、および三之御殿の3つ御殿があり、それぞれ応神天皇、比売大神(ひめおおかみ)、神功(じんぐう)皇后(応神天皇の母)の三神が祀(まつ)られています。


若宮神社(国指定重要文化財)
若宮神社は、仁壽2年(852年)の造営。応神天皇の御子である仁徳天皇ほか皇子四柱が祭られています。


下宮
下宮(げぐう)は、弘仁年間(810年代)に嵯峨天皇の直々の請願によって、造営使を遣わして社殿が創建されました。上宮と同様に、創祀以来歴朝皇室の崇拝が深く、造営は官営で行われたと言われます。上宮三神の分神が祀(まつ)られていて、下宮の八幡大神(応神天皇神)は、御饌(みけ=神に供える食べ物)をつかさどる聖域で農業や一般産業の発展・充実と関係の深い神様とされています。

春宮神社

春宮神社は、表参道の初めにある神社で、祭神は応神天皇の御子神である菟道稚郎子命(うじのわきのいらつこのみこと)。

宇佐神宮熊野磨崖仏富貴寺両子寺青宇田画像姫島キツネ踊り旧千燈寺跡
文殊仙寺天念寺と川中不動岩戸寺田染荘長安寺  レポート ・国東六郷満山
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