♪こきりこ節
富山県民謡(MIDI)
菅沼〜五箇山を訪ねて(2) − 富山県南砺市
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五箇山(ごかやま)は、富山県の南西端にある南砺(なんと)市の旧平村、上平村、利賀(とが)村を合わせた地域の総称で、赤尾谷・上梨谷・下梨谷・小谷・利賀谷の5つの谷からなるので五箇谷間、これが転じて五箇山の地名となったと言われます。秘境の地であると共に有数の豪雪地帯のため、急傾斜の大きな屋根を持つ合掌造りの家屋が生まれました。今も平村の相倉(あいのくら)地区に20戸余り、上平村の菅沼地区に9戸の合掌造りの家が残っており、隣接する岐阜県の白川郷と共に、『白川郷・五箇山の合掌造り集落』として世界遺産に登録されています。白川郷から車で30分、五箇山ICのすぐ近くの国道156号と庄川に挟まれたわずかな台地に、9軒の家屋はひっそりと寄り添うように素朴な佇まいを見せています。 (旅した日 2006年05月)  

  菅沼(すがぬま)合掌造り集落 〈世界遺産〉
5月の中旬、わずかに残雪を頂いた背後の山が田植え準備の整った水田に影を映していました。
背後の山は木の伐採が禁じられ、雪持林として保存されているそうです。

菅沼合掌造り集落は、戸数8戸、人口40人(1994年8月現在)の小規模な集落です。

集落の入口にある民家は、宅配集配所と売店を兼ねたうどん・そばを出す家。どこか郷愁を感じさせます。

耕作地が狭く、米がとれなかった五箇山では、煙硝づくり、養蚕、紙漉きを生業としていました。特に、火薬の原料と
なる塩硝づくりは、加賀藩の奨励と援助を受けて、中心産業となりました。

合掌造りの民家は煙硝づくり、養蚕、紙漉きに適した構造をしていました。
五箇山民謡・『こきりこ節』
 五箇山は
『民謡の宝庫』とも言われています。「窓のさんさもデデレコデン はれのさんさもデデレコデン」というお囃子で全国的によく知られた『こきりこ節』は、日本で一番古い民謡で、五箇山を代表する民謡として唄い踊り継がれてきました。ページの先頭のBGMのスイッチをクリックしてみて下さい。『こきりこ節』のメロディーが流れてきます。
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