♪インカの風
Kaseda Music Labo
居住区の雰囲気− シンガポール(5)
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シンガポールの創設者、トーマス・ラッフルズは、住む区画を民族別に分けてシンガポールを統治しました。議事堂、市役所、最高裁判所などの官庁が立ち並ぶ比較的排水のよい地区は欧人居住区とし、商業地に近い地域を中国人居住区やインド人居住区として設定した。現在、シンガポールには、インド人が多く住むリトル・インディア、マレー系イスラム教徒が多く暮らすアラブ・ストリート、そして中国人街のあるチャイナ・タウンと呼ばれる居住区があり、シェントンウェイのビジネス街やオーチャード・ロードのショッピング街などとはまた異なったシンガポールの一面を見せています。それぞれ、昔ながらの街並みや暮らし振りの雰囲気を今に伝えていて、多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。それぞれの居住区の雰囲気の一端をアップロードしました。                (旅した日 2005年09月)
   
千燈寺院
千燈寺院(シャカ・ムニ・ブッダ・ガヤ寺院)
千燈寺院は、リトル・インディアの北端のレース・コース・ロード.に面したところにあります。 1927年にタイの僧侶によって建立された仏教寺院です。正式には、釈迦牟尼善提迦耶寺(シャカ・ムニ・ブッダ・ガヤ寺院)。寺の外観はいたって地味で、隣りに見える黄色の寺院の方が立派に見えますが、別の建物です。建物の正面壁には、二頭の動物が人間の頭を共有しているレリーフがあります。
   
寺院の内部には高さ15m、重さ300トンあまりの仏像が座しています。回りを1,080個の法燈が取り囲んでいることから、千燈寺院の名が付いたそうです。
   
寺院の建物には独特のデザインのドームがありました。
   
アラブ・ストリート
MRT(地下鉄)ブギス駅から歩いて10分程度のところにあるアラブ・ストリートは、アラブ人というより、マレー系イスラム教徒が多く暮らすエリアです。コーランが響き渡るところです。
   
サルタン・モスク
サルタン・モスク( Sultan Mosque)
シンガポール最大のイスラム教徒(ムスリム)の教会。アラブ・ストリートにある黄金色の玉葱のような屋根が目印となっています。1824年に、シンガポールをイギリス東インド会社 へ譲渡したジョホールのサルタン( Sultan Hussein Shah )によって建立された歴史あるモスクで、現在のドームと光塔と欄干のあるモスクは植民地時代1928年に完成したものです。
    

忙しそうなビジネス街などと違って、ここにはイスラム教徒の人たちのゆるやかな生活時間が流れているよう気がします。

    
チャイナ・タウン
シンガポール川の南側のMRT(地下鉄)ラッフルズプレイス駅から徒歩5分のところにあるチャイナ・タウンは、建国後南シナ海を越えてシンガポールに渡ってきた中国人が最初に住みついた地区で、昔ながらの生活の匂いが漂う場所です。
    
最近は、政府の開発計画によって、大きなショッピングセンターやお洒落なショップができていて、観光客で賑わっています。
    
なぜ、チャイナ・タウンに、ヒンズー教のスリ・マリアマン寺院(下の写真)があるかといえば、元々建国当初は、この地区はインド人の居住区だったからです。多数押し寄せる中国人のために、インド人の居住区は次第に東へと移動し、現在のリトル・インディアのところになりました。
   
スリ・マリアマン寺院
スリ・マリアマン寺院(Sri Mariaman Temple)
シンガポールにあるヒンズー系寺院の中で最も古く重要な寺院。チャイナタウンにあり、疫病を治癒する力があるとされる女神マリアマンに献納された寺院と言われ、1827年に建てられました。 さまざまな宗教儀式行事やヒンズー教徒の結婚式などもここで行われます。
   
チャイナタウンの露店街から見えるスリ・マリアマン寺院
ヒンズー教の神々を描いた彫刻は、神話のストーリーになっているそうです。
  
  

  
シェントンウェイと官庁街
  
ラッフルズ・ホテル
  
シンガポールの夜景
  
オーチャード・ロード
  
居住区の雰囲気
  
植物園とセントーサ島

  
レポート ・シンガポールについて
  
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