♪微風をききながら
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飛騨高山 − 岐阜県高山市
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奈良時代の古くから『木の匠(たくみ)』の里として知られた飛騨は、1585年、豊臣秀吉の命を受けた金森長近による統治が始まり、今日、『飛騨の小京都』と呼ばれる城下町づくりが行なわれました。しかし、6代100余年続いた金森時代は元禄5年(1692年)、突然終焉を迎え、その後は幕府直轄地(天領)となりました。城下町らしい古くて美しい『さんまち』の町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されていますし、春慶塗や一位一刀彫や飛騨家具などを売る店があちこちにあって、『飛騨の匠』の伝統が今に受け継がれている雰囲気があります。『飛騨高山』という響きに誘われるように、年間200万以上の観光客が訪れるそうです。 そんな、飛騨高山の雰囲気の一端をアップロードしました。『レポート ・春慶塗と一位一刀彫』のページもありますので、併せてご覧下さい。                         (旅した日 2006年05月)


さんまちの古い町並み
 国の重要伝統的建造物群保存地区
商人町として栄えた一之町、二之町、三之町の三筋の古い町並を総称して『さんまち』と言われます。細い路地に
低い軒の家並み、そして黒い出格子が当時の雰囲気を今に伝えているようです。

 初夏、藤の花が咲く
百年以上も続いた老舗の料理旅館を前身にもつ郷土料理の店『久田屋』。藤が美しい花を咲かた初夏の町並みは、
飛騨高山を代表する景色になっています。

 民芸品オブジェ
さんまちの町並みを歩けば、民芸品などいろいろはオブジェが目に入って、それだけでも楽しいです。

 飛騨の木工家具と工芸
『春慶塗』(しゅんけいぬり)や『一位一刀彫』(いちいいっとうぼり)、『飛騨家具』など、現在も多くの匠(たくみ)が
『飛騨の匠』の伝統を今に伝えています。

観光人力車発祥の地
家具屋から外を見ると人力車が行きます。飛騨高山は、『観光人力車発祥の地』(1970年)とのことです。

黄昏(たそがれ)の町筋
年間200万人以上訪れる観光客で、平日も毎日が縁日さながらの賑わいを見せる町筋ですが、
黄昏れると、昼間の喧騒から一転、祭りの後のような静寂が訪れます。

高山陣屋
 唯一現存の陣屋
天領時代、飛騨高山代官・郡代は金森家の下屋敷であった『高山陣屋』で政務を行いました。この高山陣屋は、江戸時代の陣屋の中で唯一現存しているものであり、保存・修復工事を行って国の史跡に指定されています。


中橋
赤い中橋
宮川にかかる赤い中橋。春秋の高山祭では、絢爛(けんらん)豪華な屋台が中橋の上を曳行(えいこう)されて行きます。

屋台会館
『飛騨の匠』の技術が生かされて
高山祭の豪華絢爛な屋台は、外観の美しさだけでなく、曳いたときに前後左右に揺れるところにまた風情があるのだそうですが、わざと車輪の中心を少しずらせて揺れ動く工夫がされているそうです。柱やほぞにあそびを設けることで屋台をより一層堅固にしています。屋台にも、飛騨の匠たちの技術が脈々と受け継がれています。

朝市
江戸前期創業の朝市
飛騨高山の名物・朝市は、宮川と陣屋前で、午前6時から12時まで年中無休で開かれます。宮川朝市は、
創業が江戸時代前期という長い歴史を持っています。写真は、陣屋前朝市の風景。。

みたらしだんご
高山市内のあちこちで、みたらしだんこを売っています。香ばしい香りの高山のだんごは、
砂糖を使わず醤油のみで焼くので甘くないのが特徴です。
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