♪微風をききながら
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白川郷 − 岐阜県大野郡白川村
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石川県、福井県、岐阜県の三県にまたがる標高2,702mの白山(はくさん)の東に広がる険しい山岳地帯は日本有数の豪雪地帯です。この地帯の山並みを縫うように南から北に流れる川が庄川(しょうがわ)です。その川沿いのわずかな段丘面に立地する飛騨白川郷(岐阜県大野郡白川村)は、家々が雪の重みや強い風に耐えるよう急勾配の屋根を持った茅葺の合掌造りになっています。113棟の合掌造りが点在する荻町は、1995年に富山県五箇山と共に『白川郷・五箇山の合掌造り集落』として世界遺産に登録されました。たくさんのサイトで拝見できる白川郷のお馴染みの風景ですが、一度は訪れて自分のホームページにも画像をアップロードしたいと念願してきたところでした。白山連山の頂にまだ雪が残るなかで、田植えの準備が始まった
5月中旬に訪問しました。                          (旅した日 2006年05月)

荻町合掌造り集落(世界遺産)
残雪を頂く山並みを背景にした合掌造り(左は明善寺・庫裏)と代掻きのすんだ田んぼ。


萩町は、蛇行する庄川沿いのわずかな段丘面に立地しています。


萩町集落の遠景
荻町が見渡せる荻町城祉(展望台)から眺めた遠景。手前の大きな家屋が和田家合掌造り。


日本美の再発見
昭和10年(1935年)、御母衣(みぼろ)の遠山家 の調査に来日したドイツ建築学者ブルーノ・タウトは、白川郷の合掌造りを見て論理的かつ合理的で珍しい庶民の建築であるといい、日本美の再発見という本を書いて世界に紹介しました。


荻町城祉(展望台)へ登る裏道沿いには、もっと素朴で小さな合掌造りの家がありました。


水ぬるむ農村風景
バスを連ねてたくさんの人々が訪れる観光地ですが、緑草の間を小川が縫って流れる風景は素朴な農村そのものです。


農作業の風景
田植えの準備が始まっていました。観光地の風景と共に農作業の風景があります。


神田家合掌造り
神田家の合掌造りは、間取りの発達や小屋組み(合掌木)の大工の手跡の多さにより、合掌造りのなかでも非常に完成度の高い造りになっており、およそ200年の歴史を誇っていると言われます。


明善寺郷土資料館
明善寺・庫裡(くり)は郷土資料館になっています。1階には囲炉裏のある客間があり、2階では農具や生活用具などを展示されています。また、2階の窓からは、合掌造りの集落を一望することもできます。


お土産を売る店
お土産を売る店も茅葺です。このお店の左隣では、トラックタが代掻きをやっていました。


桜と桃の花と
春が訪れても朝晩の冷え込みが厳しいからでしょうか。5月の中旬になって、チューリップや桜、桃の花がいっせいに花を咲かせていました。


昔ながらの生活のにおい
白川郷は、富山県五箇山と同様、平家落人の里といわれます。この地に逃げ隠れた先人たちは、ここを永住の地と定め、山野の恵みに預かりながらひっそりと暮らしてきました。長い風雪に耐えて現存する合掌造りの家屋には、昔ながらの生活のにおいが今なお漂っています。


八重桜


明善寺
今から約260年前の寛延元年(1748)に創立された浄土真宗の寺。本堂、鐘楼門、庫裡ともに茅葺きの珍しい寺です。
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