雑感  ・コラム/メール文集(3) 2003.08〜2004.02   
 ワシモ(WaShimo)が、メーリング・リストなどで発信したメール文やメールマガジンの編集後記の文をコラム風にまとめたものです。下のメニューバーで切り替えてご覧下さい。

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◇◆◇ 若い人たちのきもの姿
 宮崎県日之影町と高千穂町を訪問した日、小倉駅に帰り着いたのは23時を過ぎていました。ちょうどその日は、北九州市「わっしょい百万夏まつり」で、モノレールの車内は、浴衣着の若い女性が意外と多いでした。柄は、多くが朝顔などの古風な花柄です。若い人たちのきもの姿、ちょっとうれしくなりました。(2003. 08.07)
(→ 棚田を訪ねて(3) − 宮崎県日之影町「石垣の村」


◇◆◇ 「風の盆」前夜祭
 いつかは行ってみたいという想いで「風の盆」のことを書きました。なにせ、八尾に縁もゆかりもなく、まだ行ったことさえないので、いろいろなサイトの紹介が中心になりました。ある方からお便りを頂きました。お友達が、小説「風の盆恋歌」に感動して、「風の盆」を見に行ったのですが、人ひと、人の波だったそうです。3日間で延べ30万人が訪れるのだからそうかも知れません。案外と、前夜祭に訪れるのも良いかも知れません。踊りだけでなく、坂道と水音の町八尾の町並みや歴史なども訪ねたいものです。(2003. 08.27)


◇◆◇ 一所懸命な若者たち
 冠岳の、鎮国寺頂峯院を訪れたのは、8月の満月の前日でした。観月会が催されるらしく、総出で設営や清掃、そして納経所では、炊き出しなどの準備がされていました。よく「今時の若者は・・・」と言いたくなりますが、そのとき印象的だったのは、一所懸命に加勢している若者たちがとても多かったことでした。(2003. 09.03)
(→ 徐福伝説 − 鹿児島県串木野市冠岳 )


◇◆◇ 太陽フレア
 太陽の表面でおきる大爆発を太陽フレアとよびます。今回観測史上3番目に大きな太陽フレアが起きましたね。北海道でオーロラが観測されたり、人工衛星の機能が麻痺したりしました。地球上のエネルギーの源は、太陽エネルギーですね。太陽が東から登って当然の毎日ですが、太陽に今回みたいな現象が起きると、当たり前のことを少しは有り難いことと思う次第です。(2003. 11.05)


◇◆◇ 歌謡曲「氷雨」
 天気予報は、晴れのはずだったのに、小雨のぱらつく一日でした。いつの間にか降る雨にも冷たさを感じるようになりました。季節は、晩秋から初冬へ移ろうとしています。色で言うと、燃え盛るような紅葉の赤や茶色から、時雨、氷雨の白や水色への変化でしょうか。「飲ませて〜下さい〜♪ も〜う少し〜、今夜は〜帰らない帰りたくない〜 ♪」。テレビ(NHK歌謡コンサート)から歌謡曲「氷雨」の歌が流れています。この曲が流行ったのは、ついこの前のような気がしますが、もう20数年前のことなんですね。(2003. 11.26)


◇◆◇ 忘年会の時季
 夕方、自転車で通勤の帰り、お店の入口前の歩道に数人の人たちが寄り集まっているのをよく目にするようになりました。おそらく忘年会の集まりでしょう。今週から来週の週末あたりが忘年会のピークでしょうか。経済情勢が厳しい状況であっても心を持ち寄れば、ささやかながらでも宴会や祝い事はできます。気になるのは、政治情勢ですね。全世界の人たちが、ささやかながらでも時季おりおりの祝い事や祭事を心から楽しめる世の中であって欲しいと思います。(2003. 12.10)


◇◆◇ 冬の星座
 九州も冬の街並みはどこも、色とりどりのイルミネーションが綺麗に飾られていて素敵です。そして、市街地を抜け出してちょっと車で走れば、壮大な冬の夜空に、オリオンやスバルが冴え渡っています。♪木枯らしとだえて さゆる空より 地上に降りしく 奇(くす)しき光よ〜♪ Winter Song『冬の星座』は、南北戦争の頃、アメリカのへイスという作曲家がつくったカントリ&ウエスタン調のポピュラー曲です。今年もこの歌がピッタリの季節になりましたね。(2003. 12.17)


◇◆◇ どんど焼き
 正月も7日になり、通常の生活がスタートしました。帰省先の鹿児島の田んぼで、子供たちと親たちが山から竹を伐(き)りだして櫓(やぐら)をつくっているのを目にしました。『鬼火焚き』の準備です。夜に火をつけて、餅を焼いて食べます。その行事がすむと、子供たちも三学期が始まり、通常の生活に戻ります。『鬼火焚き』は、『どんど焼』とも言われます。どんどん焼くので、そう言われるのが通説のようですが、南インド地方のタミール語の古いという意味の『ドンド』に由来するという説もあります。不要になった(古くなった)お正月の門松やしめ縄などを焼いて、おもちを食べて1年の無病息災を祈る。正月のこの時期に、タミール地方にも同じような行事があるようです。(2004. 01.14)


◇◆◇ 『鹿児島の物産と観光展』を見に行って
 小倉井筒屋本館8階催場で、第14回『鹿児島の物産と観光展』(主催/鹿児島県、(社)鹿児島県特産品協会他)があるというので見に行きました。22日は、北九州で最高気温が1℃という例年にない寒い日で、市内でも10数cmの積雪がありました。見に行ったのは24日の土曜日でした。井筒屋新館入口で、『桜島火の島太鼓』の演奏が披露されていました。沢山の見物人に囲まれて、大・中・小の数個の太鼓を10数名の方が叩いていました。地響きのようにドンドンと響く太鼓の音です。その日も時々小雪の舞うとても寒い日でしたが、演奏される方々は半袖で、見物する人も寒い中で誰一人として立ち去ろうとしません。目頭が熱くなる思いでした。演奏が終わると桜島町の方やミス桜島さんが、桜島ミカンを振舞っていました。寒い中でそれも長蛇の列です。

 本館8階催場に上がると、沢山の人でごった返していて、鹿児島への関心の高さが伺い知れました。さつま揚げやさつまいも製品、その他の農水産物加工品、焼酎や黒酢、さつまラーメン、薩摩焼や薩摩切子などの伝統工芸品等々、どこも盛況でした。徳之島のどくろを巻いたハブの燻製(くんせい)や種子島の飛魚のさつま揚げ、国分の薩摩錫器などは私にとっても珍しいものでした。県外から、あらためて鹿児島を見ることのできた日でした。(2004. 01.25)


◇◆◇ 雪の降る音
 先週は、九州も寒い日が続きました。21日(水)は、北九州市で最高気温が1℃という例年にない寒さで、市内でも10数cmの積雪がありました。強風の中で降る細雪は、傘に降る音がするのですね。南九州に育った者にとっては、たまにしか降らないふんわりした綿雪しか知らないので初めての経験でした。もっとも火山灰が傘に降る音は経験していますが。(2004. 01.28)


◇◆◇ 節分
 昨日は、節分で一年の締めくくりの日でした。今年の恵方(えほう)は、「甲(きのえ)」の方向だというので、昨夜は東北東を向いて、コンビニで買った恵方巻を一人で食べました。豆をまかれて四苦八苦して逃げ回っている太ったお腹の赤鬼や青鬼の姿を想像すると、わがことのようで愛嬌こそあれ、根っからの悪者というイメージがわきません。だから、鬼は尖(とが)ったものや臭いものが苦手というので、柊(ヒイラギ)の枝に鰯(いわし)の頭を刺して所々に置いて鬼を追っ払う風習、ちょっと鬼がかわいそうな気がしないでもありません。節分の翌日の今日は、立春で一年の始まりの日にあたります。節分が終わって、これから本格的に梅が開花し始め、あちこちでひな祭りの準備などが始まる頃です。(2004. 02.04)



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  2003.08.20 
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