門司港駅 |
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門司港駅(2020年1月1日撮影) |
門司港駅 門司港駅は、福岡県北九州市門司区西海岸一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅。1942年(昭和17年)に関門トンネルが開通するまで九州の鉄道の玄関口であり、対岸の下関駅との間に就航していた関門連絡船との連絡中継駅として賑わいました。 |
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4番、5番ホーム |
駅舎は、1988年(昭和63年)に重要文化財に指定されました。また、日本経済新聞社の2007年アンケート『足を延ばして訪れて見たい駅』の全国第1位にランクされました。当初は、九州鉄道の起点の駅、門司駅として1891年(明治24年)4月1日に開設されました。 |
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0哩標と腕木式信号機 |
1914年(大正3年)に現在も存在する2代目の駅舎が完成し移転開業。関門トンネル開通に伴い門司港駅に改称されました。現在は鹿児島本線の終着駅として門司港レトロへの観光客などが利用する駅となっています。2012年(平成24年)より、開業当初への復原・耐震工事を行うために一度仮駅舎に移行し、2019年(平成31年)に工事完了。 |
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0 哩(ゼロマイル)
谷 伍平・書
ここは九州の鉄道の起点に
なったところです。
明治24年4月1日、
この門司港駅(当時の門司駅)から
玉名駅(当時の高瀬駅)まで
鉄道が開通しました。
このとき門司港駅に0哩標が
建植され、九州の産業と文化は、
ここを起点として延びる鉄路とともに
栄えてまいりました。
その後 駅舎の移転により
0哩標は撤去されて今日に
いたりました。
ここに鉄道開業100周年を記念し
先人の偉業をしのびつつ
0哩標を建立しました。
昭和47年10月14日
日本国有鉄道九州総局
【備考】 谷 伍平(1916年〜2007年)
旧制福岡高等学校を経て、
東京帝国大学法学部卒業後、鉄道省入省。
日本国有鉄道門司鉄道管理局長、
東海道新幹線支社長など歴任。
1967年(昭和42年)3月より5期20年に
わたり北九州市長を務めた。
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0哩標識(ぜろまいるひょうしき) |
駅舎 現在の二代目駅舎は、木造2階建、石盤葺。ネオ・ルネッサンス様式と呼ばれる左右対称の外観を持ちます。1913年(大正2年)より建設がはじまり、1914年(大正3年)1月竣工、2月から営業開始。1988年(昭和63年)に駅舎として全国で初めて国の重要文化財に指定されました。 |
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0哩標と腕木式信号機 |
また、2007年(平成19年)には近代化産業遺産(31.北九州炭鉱 - 筑豊炭田からの石炭輸送・貿易関連遺産)に認定。引き続き、2009年(平成21年)には近代化産業遺産
続33(09.鉄道と港 - 関門航路関連遺産)に関門連絡船通路跡とともに認定されました。 |