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旅行記 ・にしめら川床 − 宮崎県児湯郡西米良村  2025.08.04
にしめら川床
竹垣が設えられた川床の入口
川床(かわどこ)は、川や河川敷の
上に設けられた座敷のことで、飲食店などが川の上や屋外で川の
よく見える位置に座敷を作り、料理を提供します。
「西米良川床」の看板
川床は
5月ごろから9月ごろまで設えられ、納涼床(のうりょうどこ)
もいわれるように、涼しさが売り物。
両側に竹垣のアプローチ
川床といえば、京都市の
鴨川、貴船、高雄など。京都の夏の風物詩の一つとされていますが、宮崎県の児湯
(こゆ)郡に
属する西米良村
(にしめらむら)で川床を体験できるのです。
木の階段を下ります
西米良村は、
九州山地のただ中に位置する面積の96%を森林が占める山村で、
宮崎県内で最も総人口の少ない基礎自治体です。
滝のような流れ
ユズを中心とした農業が
中心の村で、糸巻き大根、地こんにゃく、伊勢芋などの伝統野菜を
食材にした食文化が受け継がれています。
滝のような流れ
そんな西米良村の
中央を北西から南東に流れる清流・一ツ瀬川に滝のように
そそぎ込む小川に、川床が設えられています。
菰簾(こもすだれ)の入口
心地よい川風の中で
涼しげな川のせせらぎを聞きながら、ひとときを過ごせる環境になっています。川床に入ると、
冷房のきいた部屋に入った冷たさ、それは天然の冷たさなのです。
「カリコボーズ」などと書かれたのれん
のれんにある「カリコボーズ」は
西米良村に伝承されている精霊。その「ホイホイ」と鳴く声が、狩りをするとき鳥獣を駆り立てる
狩子
(かりこ)に似ていることからそう呼ばれるようになったそうです。
川床(先客がありました)
 提供された「川床弁当」は、
特産品のシイタケを使った南蛮や郷土料理の煮しめ、煮しめを使った
コロッケなど、西米良の幸をつめこんだ特製弁当。
 
川床弁当(税込み2,800円)
川床は、
2025年は7月19日から9月15日まで行われました。ただし、
水曜日は休みで、営業時間は11:00〜14:30。
川床(入口を振り向いた風景)
前日正午までに事前予約を
入れる必要があります。予約は電話予約(米良の庄:TEL 0983-36-1833)のみ。
入場料金は、川床弁当代(税込み2,800円)のみです。
川床の先端から見下ろす景色
川床は、西米良温泉カリコボーズの湯「ゆた〜と」
敷地会場内に設置されています。西米良温泉「ゆた〜と」は、美人の湯として人気の
天然温泉、露天風呂、源泉かけ流しが楽しめる温泉施設です。
清流が滝のように流れていきます
レストランがあり、
日帰り入浴・貸切風呂が楽しめ、宿泊もできます。西米良の山々や一ツ瀬川の
清流を眺めながら、のんびり「ゆた〜と」くつろげる施設です。
西米良温泉カリコボーズの湯「ゆた〜と」
西米良温泉「ゆた〜と」から見える
「西米良村トレーニング施設」(下の写真)は、バレーコート2面がとれる
アリーナと30人収容の研修室がある体育施設だそうです。
西米良温泉「ゆた〜と」から見える風景(西米良村トレーニング施設)
【参考にしたサイト】
(1)Wikipedia-川床
(2)Wikipedia-西米良村
【参考になる旅行記】
 ・西米良村を訪ねて − 宮崎県児湯郡
 ・村所神楽(西米良神楽)(その1) − 宮崎県西米良村
 ・村所神楽(西米良神楽)(その2) − 宮崎県西米良村    

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