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| 村所神楽（西米良神楽） その２ |
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| 千葉市と同じ広さだけれど森林が96％を占める土地にわずか1,200人が暮らす宮崎県西米良村（にしめらそん）。落人の秘境を彷彿とさせるようなところですが、『西米良型ワーキングホリデー制度』を導入するなどして、過疎克服の村として注目を集めている村です。その西米良村の村所公民館で2016年の12月17日（土）の1午後７時から翌日の午前７時まで、舞われた『村所神楽』を観に行きました。西米良の神楽は大きく分けて『「村所神楽』、『小川神楽』、『越野尾神楽』の三つで構成されています。 |
このページは前ページ（ ）からの続きで、33番中の18番〜33番の舞をアップしています。 |
| かんすい 神水 |
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| 神水（かんすい） 舞手四人、民神楽の一番を受け持つのが神水の舞である。勇壮二舞で、前段・後段とも太刀を持ったりリズミカルな舞い振りで構成される。 |
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| ひとりつるぎ 一人剣 |
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| 一人剣（ひとっつるぎ） 舞手一人、剣の霊力で土地の霊を鎮め、神の加護を寿ぐ軽快、豪快な舞である。昔、宮中にて舞われた舞と伝えられている。 |
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| ゆみしょうぐん 弓将軍 |
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| 弓将軍（ゆみしょうぐん） 舞手二人、豊岩屋戸（とよいわやと）の尊・斟岩屋戸（くしいわやと）の尊の二神の舞。須佐之男命から天照大神の水田を守護する舞で、弓と矢を持って舞う。宮中舞の一つなり。 |
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| こうじん 荒神 |
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| 荒神（こうじん） 荒神には、『荒神の舞』と『ていの舞』の二つがある。『荒神の舞』（写真上・下）は、面を付けて舞う一人舞。注連に用いた樹木を荒神の許しを得ずして切り出したために荒神の怒りをうける場面の舞である。古典能のくずしの舞い振りである。問答は長文。 |
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| 『ていの舞』（写真下）は、荒神の怒りをとく神主の舞。長い問答でようやく荒神の怒りが解けて、神楽の続行が出来ることを喜び、感謝して舞を納める。舞手一人。 |
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| いせのかぐら 伊勢の神楽 |
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| 伊勢の神楽（いせのかぐら） 一人、宮司の舞。伊勢大神の御前の舞を現したもの。天照大神が天の岩戸にお隠れになり、日本国中が暗闇となり、八百万の神々が集まって協議の場面を表現したもの。上品な宮中舞で、貴族風の舞である。 |
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| だいじんさま 大神楽 |
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| 大神様（だいじんさま） 伊勢神楽の最中に八ツ注連（しめ）の下に鎮座される。天照大神が岩戸にお隠れになった場面を意味する。岩戸開きまでそのまま座す（面をつけて）。 | ||
| てぢからおのみこと 手力男命 |
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| 手力男命（たぢからおのみこと） 岩戸のありかを確かめる舞。わずかな明かりを頼りに中腰で道をたずねる様を舞にしたもの。後段は岩戸のありかを見つけて喜び舞う。面は大円作。 | ||
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| とかくし 戸隠し |
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| 隠し（とかくし） 天のうずめの命の舞。天岩戸の前でおもしろ、おかしく舞う様を舞に組立てたもの。面を『とかくし面』という。 | ||
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| てちからおのみこと 手力男命 |
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| 手力男命（たぢからおのみこと） 岩戸開きの舞。いよいよ岩戸のありかがわかり、岩戸を開く機会をうかがっている舞で、遂にその時がきた。そして岩戸開きが成就する。 | ||
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| はさみまい 挟舞 |
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| 挟舞（はさみまい） 神神楽のはじまりの舞と同じで、終了に近いところで再度この舞を納める。やがて閉幕をつげる舞である。 | ||
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| へやのまい 部屋の舞 |
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| 部屋の舞（へやのまい） 別名『しゃくし面』という。一人舞。伊邪那岐命（イザナギ）・伊邪那美命（イザナミ）の舞で、子孫繁栄を祈る舞であり、米良神楽独特の舞である。 | ||
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| しめたおし 注連たおし |
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| 注連（しめ）たおし 『注連たおしの舞』と『火の舞』および『成就の舞』の三つの舞からなる。『注連たおしの舞』（写真および写真下）は舞手六人。面様登場。神屋で注連をたおす前に八百万の神々が集まって歌い、よろこびの様を舞にしたもの。 | ||
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| 『火の舞』（写真下）は、火神の前での舞。舞手二人。台所を守る働き衆に迎えられて、御釜様の前でお礼言上の舞。 | ||
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| 『成就（じょうじゅ）の舞』（写真下）は、舞手二人。御釜様の御前舞が終れば、再び神屋に出て最後の舞納めをする。上品な貴品ある舞である。 | ||
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