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旅行記  ・千代の園酒造 − 熊本県山鹿市 2019.07
 
千代の園酒造
交差点と千代の園酒造株式会社
熊本市より国道3号線を
北上すること約25km。山鹿盆地に開けた人口約49,900人の山鹿(やまが)市。山鹿といえば、温泉と
毎年8月15、16日に開催される山鹿灯籠祭りが全国的に知られています。
真っ白な外壁と煙突
また、2月には『山鹿灯籠浪漫・百華百彩』という
冬灯りの祭りが開催されます。湯のまちであった山鹿は、豊前街道の宿場町、文化の中心地として栄え、
八千代座など、当時の重厚な町並みの面影をあちこちに残しています。
煙突は蔵の歴史シンボル
菊池川のほど近く、
米の集積地として賑わった下町惣門地区にある『千代の園酒造株式会社』もそのひとつです。
米問屋だった本田家が1896年(明治29年)に酒造りを始めました。
歴史を感じさせる重厚な建物
本田酒造場を経て
昭和35年(1960年)に『千代の園酒造』を設立しました。そびえる煙突は
この蔵の歴史を物語るシンボルでもあるそうです。
『千代の園』の日除けのれん
はじまりが米問屋
だったこともあり、創業以来、原料となる米に格別のこだわりを持ち続けてき、
『九州神力(しんりき)』という新たな品種を作り出したほどでした。
通りは無電柱化されています
戦後は普通酒全盛の昭和43年(1968年)
全国の酒蔵にさきがけ、純米酒造りに着手。上槽(もろみを搾って酒と酒粕に分ける作業)後の祝いの席で
蔵人が朱色の大盃でまわし飲みをしたことからその純米酒を『朱盃』と名付けました。
酒造りのシンボル・杉玉
主な銘柄に、
純米大吟醸『朱盃』、大吟醸『エクセル』、極上赤酒(あかざけ)、純米焼酎
『八千代座』、吟醸『熊本神力』などがあります。
ひまわりが夏を演出していました
 『赤酒』(あかざけ)とは、
熊本県で生産されている灰持酒(あくもちざけ)で、酸を中和し保存性を高めるため、
もろみを搾る前に『木灰』を入れることが特徴だそうです。
行き交う人
『木灰』を使うことにより、
独特の芳香を持つようになり、また時間の経過とともに、糖分やアミノ酸が反応して、自然に赤色を
帯びてきます。そのことから『赤酒』と呼ばれるようになったと考えられています。
重厚な瓦屋根の下で

以上、説明文は、
『千代の園酒造株式会社|熊本酒造組合』 および『千代の園酒造株式会社公式ホームページ』
ならびに『千代の園酒造 - Wikipedia』を参考にしました。
無電柱化された交差点
   山鹿の町並み   山鹿灯籠まつりを訪ねて  ⇒ 山鹿灯籠浪漫・百華百彩
 
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