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豊前街道沿いにある『山鹿灯籠民芸館』前で |
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竹灯りの文字 |
山鹿といえば、温泉と
毎年8月15、16日に開催される山鹿灯籠祭り。
16日の夜開催される『千人灯籠踊り』は
全国的に知られています。 |
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熊本市より国道3号線を
北上すること約25km。
山鹿盆地に開けた人口約34,000人の
山鹿(やまが)市。 |
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百本の傘灯り『山鹿華彩傘櫓』 |
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傘櫓(かさやぐら) |
九州六県で取り組まれる
『冬の九州・灯りの祭典』の一環として
開催されるもので、
今年(2009年)で七回目になります。
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その山鹿で、
2月に開催されるのが、
『山鹿灯籠浪漫・百華百彩』という
冬灯りの祭りです。
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祭りの前 |
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足湯のオブジェ(湯の端公園) |
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その歴史的な
山鹿の街並みに、
観光協会や商店街、
地元大学生、
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湯のまちであった山鹿は、
豊前街道の宿場町、文化の中心として栄え、
当時の重厚な町並みの面影を
残す町です。
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2月の金曜日と土曜日の開催で、
今年(2009年)は、
6・7、13・14、20・21、27・28日の
開催でした。 |
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行政などの連携によって、
傘灯籠と竹灯りのオブジェが
風流豊かに
しつらえられます。 |
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金剛乗寺参道で |
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八千代座わきでは、崇城大生らによって
組まれた百本の傘灯り
『山鹿華彩傘櫓』(はなのいろどりかさやぐら)に
ライトアップの灯が入れられます。 |
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午後6時頃になると、
八千代座前、豊前街道、金剛乗寺、
湯の端公園などに、約4,000の
明かりが灯され、 |
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金剛乗寺参道で |
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金剛乗寺参道で |
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その八千代座では
『山鹿風情物語』と題して
山鹿太鼓と灯籠踊りの競演が
上演されます。 |
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八千代座は、
江戸時代の芝居小屋の姿を残す
全国でも数少ない貴重な
文化遺産です。 |
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山鹿華彩傘櫓 |
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山鹿の
豊前街道一帯は、柔らかな灯りにつつまれ
幻想的な雰囲気一色に
染まります。 |
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よへほ。
山鹿のまちは、
灯の海、人の波。
よへほ。 |
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白壁の影絵(八千代座通りで) |
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『山鹿華彩傘櫓』 |
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− 編集後記 − |
灯の入れられたオブジェの幻想的な美しさはもちろんのことでしたが、昼間見たオブジェの並びそのものも十分に美しく魅力的でした。約4,000個
という傘灯籠や竹灯りが、一つとして手を抜くことなく丁寧に設(しつら)えられていました。日本には昔より、四季折々の自然や食べ物、行事を楽しみ、手間ひまをかけて丁寧に暮らす文化がありました。そうした日本伝統の『美意識』を彷彿とさせました。今、私たちがグローバル化あるいは経済効率という名の下に、軽視し見失いがちになっていやしないかと思われる、私たちが拠(よ)って立つべき『日本の美意識』という、私たちのバックボーンを再認識させてくれたような山鹿の冬灯りの祭りでした。山鹿の皆さん、ありがとうございました。 |
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