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寺島宗則記念館 |
脇本湾と寺島(改名の由来とされる) |
ようこそ寺島宗則記念館へ 本日は、寺島宗則記念館へお越しいただき、ありがとうございます。ここ、阿久根市脇本は寺島宗則(松木弘安)のふるさとです。激動の幕末期にこの浦町に生まれ、幼くして長崎で最先端の西洋文明に触れた寺島は、藩主島津斉彬の指導のもとでさまざまな科学技術の導入に手腕を発揮します。 |
寺島宗則記念館(寺島宗則の旧家) |
やがて、日本の近代化を担った薩摩スチューデントの随行者としてイギリスに渡り、彼らを引率しながらさまざまな交渉や産業機械の買い付けに従事しました。帰国後、外務卿として外交にあたるなど、寺島宗則の人生は、近代日本の成立に活躍した人生でした。 |
寺島宗則記念館の幟旗 |
現在、薩摩スチューデント一行19名ゆかりの家屋が残るのはここだけで、大変貴重な建物となっております。本日はぜひ、館内で寺島の生き様やその功績に触れ、風光明媚な脇本浦と寺島の景観を楽しみながらごゆっくりお過ごしください。(以上、寺島宗則記念館の玄関案内板より転載) |
寺島宗則記念館(築180余年の古民家) |
松木弘安(寺島宗則)養母建立の石塔 ここには宗則の母ヤヲが建立した小さな石塔があります。上部には左に薩摩固有の石像である田の神、右に御幣を持つ神像が彫られ、碑文には 嘉永元年七月十五日 奉安地御田之神□ 松木弘安 母 と刻まれています。近隣には同様に松木弘安 母と銘記のある地蔵菩薩像が同日に建立されているなど、信心深い養母ヤヲの思いを見ることができます。(案内板(下の写真)より転載) |
義母建立の石塔の説明板 |
寺島宗則の旧家公開 幕末維新期に活躍した阿久根市出身の寺島宗則旧家の老朽化していた家屋を市が記念館として整備し、令和2年(2020年)4月より一般公開を始めました。 縁側から名字の由来となった『寺島』が間近に浮かぶ脇本湾を見渡せます。管理されている地元住民らは『寺島の原風景を味わってほしい』と来館を呼び掛けています。 |
義母建立の石塔 |
旧家は寺島が幼少期を過ごした養家・松木家の邸宅で、筑後180年以上が経過。市が松木家から建物を無償で譲り受け、土地を購入し、瓦や一部の柱を取り換えるなど約6600万円をかけて改修しました。表座敷を縁側が囲み、江戸や明治の柱が使われるなど旧家のたたずまいを残しています。 |
玄関の庇 |
寺島会の活動 管理を委託されている地元の住民グループ寺島会(会長・跡上岩市さん)は、明治維新 150年を前に、日本の近代化に貢献した寺島宗則の功績を後世に伝えるため、幼少期を過ごした旧家の保存・活用に取り組みたいと平成28年9月に結成し、現在70人で活動。火曜日を除く午前10時〜午後5時に一人常駐されています。 |
寺島宗則が薩摩そして日本のために果たした功績を知って欲しいと心に響く紙芝居で伝える『紙芝居班』、おいしいお茶菓子と素敵な笑顔でお迎えする『おもてなし班』、ニーズに合わせて臨機応変に案内を行う『ガイド班』の3班で来館される方への対応を行っています。予約すれば紙芝居や茶菓子も楽しめます。 |
資料展示 |
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阿久根が生んだ明治外交のパイオニア・寺島宗則 | |||
寺島 宗則(てらしま むねのり) | |||
1832年(天保3年)〜1893年(明治26年)。日本の政治家。爵位は伯爵。元は松木 弘安(まつき こうあん)。通称は寺島改姓後に陶蔵と名乗った。日本の電気通信の父と呼ばれる。第4代外務卿として活躍した。(以下、寺島宗則 - Wikipedia より転載)。 | |||
築180余年の古民家の風情 | |||
天保3年(1832年)、薩摩国出水郡出水郷脇本村字槝之浦(現・阿久根市脇本字槝之浦)の郷士・長野成宗の次男として生まれる(幼名徳太郎、後に藤太郎)。5歳のとき、跡継ぎがいなかった伯父で蘭方医の松木宗保の養嗣子となり、長崎で蘭学を学ぶ。弘化2年(1845年)、江戸に赴き伊東玄朴、川本幸民より蘭学を学ぶ。 | |||
一部取り換えられた梁 |
安政2年(1855年)より中津藩江戸藩邸の蘭学塾(慶應義塾の前身)に出講する。安政3年(1856年)、蕃書調所教授手伝となった後、帰郷し薩摩藩主・島津斉彬の侍医となったが、再度江戸へ出て蕃書調所に復帰した。蕃書調所で蘭学を教える傍ら、安政4年(1857年)から英語を独学しはじめる。 |
がっしりとした梁 |
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【参考資料およびサイト】 (1)寺島宗則記念館の玄関説明板 (2)松木弘安(寺島宗則)の功績を伝えたい「寺島会の活動」 まちの活動 みんなのアルバム(現地に掲示のチラシ) (3)寺島宗則の旧家公開(現地に掲示の令和2年5月31日の新聞記事(南日本新聞)) (4)寺島宗則 - Wikipedia (5)旅行記 ・若き薩摩の群像 − 鹿児島市 |
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