レポート  ・第9回少年少女かなわべ青の俳句大会   
− 第9回少年少女かなわべ青の俳句大会 −

鹿児島県川辺町の俳人・福永耕二をしのぶ第9回少年少女かなわべ青の俳句大会は、鹿児島県、宮崎県、熊本県の他、富山県やロンドン、イギリスの日本人学校などを含め、小中高校生から、12万5,268句( 4万6,042人)の応募があり、18人の審査委員による慎重な審査の結果、最高賞の福永耕二賞には小学2年生のつぎの作品が選ばれました。


  さかあがり見てくれていたあきの空  野口青葉(扇尾小2年)


昨年の秋、苦手だった逆上がりを独りぼっちで練習していた。初めてできたとき、だれも見ていないと思ったら、空が見ていた。逆上がりに成功した時の素直なよろこびの気持ちと同時に、見てくれていたのは秋空だけだったという失望感(かげり)もこの裏にある。『あきの空』が『見ていてくれた』のではなく『見てくれていた』のである。小学生らしくて、実はそうでないハイレベルの耕二賞だった(審査委員長、県俳人協会評議委員・淵脇護氏の評など(2007年11月14日南日本新聞朝刊)より)。


その他の賞で、特に感動した作品に、


  満月がじょうもんの村照らしてる  材木愛(国分南小5年)県知事賞
  夕立を知らせに風が走りだす    吉永梨紗(鹿児島玉龍中1年)県知事賞
  秋涼し祖母に呼ばれて糸通す    野添智愛(甲南高2年)県知事賞
  炎天や木刀振って影を斬る  永吉誠実(市来農芸高2年)川辺町長賞
  体育祭補欠が見せる底力   平井拓也(伊集院高三年)川辺町教育委員会賞
  夏の海潮目をこえて友続く  山口愛輝(鹿児島大学付属小6年)県俳人協会賞


                                               など。


この大会は、児童生徒に、俳句作りを通じて四季を愛し、日本語の美しさやリズムに理解を深めてもらおうと創設されたものです。福永耕二の命日である12月4日の前後に受賞の式典が行われます。


【備考】福永耕二については、下記のページなどが参考になります。
◇レポート・俳人福永耕二 
   → http://washimo-web.jp/Report/Mag-Fukunaga.htm
◇俳句鑑賞・母の日   
   → http://washimo-web.jp/Report/Mag-Hahanohi.htm



2007.11.21
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