ワイキキ－ハワイ（４）／旅行記

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旅行記　・ワイキキ－ハワイ（４）　2016.12.29

ワイキキ

ワイキキビーチ（前方右端にダイヤモンドヘッド）

ワイキキ（Waikiki）　ワイキキはオアフ島南部に位置し、一般的には南はママラ湾に面したフォート・デルッシー・ビーチ、ワイキキ・ビーチ、クヒオ・ビーチ、カピオラニ・ビーチ・パーク、サン・スーシ・ビーチなどのビーチエリア、西と北はアラ・ワイ運河に挟まれ、東はダイヤモンドヘッド麓のカイマナ・ビーチまでの地域を指します。

ワイキキビーチ

水が涌くところ　『ワイキキ』はハワイ語で『水が涌くところ』の意味で、元々は湿地帯であり、ハワイが独立国であった19世紀末までは、ハワイ王朝の王族の保養地でした。それまで土地所有の概念がなかったハワイですが、1846年には、土地の所有権を定める条例が施行され、ワイキキにおいても大部分の土地が瞬く間に白人の所有となりました。

サーフィンボード

1898年にハワイがアメリカの自治領として併合されて３年後の1901年には、『モアナホテル』がワイキキ初の大型ホテルとして開業しました。以来、1910年代から1920年代にかけて『ロイヤル・ハワイアンホテル』や『ハレクラニホテル』など、大型客船でハワイを訪れるアメリカ人観光客を狙ったアメリカ本土資本のホテルが複数建設されました。

ワイキキビーチ

デューク・カハナモク像（写真下）　ワイキキの真ん中で、ビーチを背にして建つ、両手を広げたデューク・カハナモクの銅像。デューク･カハナモクはワイキキで生まれ育ち、サーフィンの伝説的存在として有名なハワイの英雄です。サーフィンだけでなく、その類まれなる身体能力は水泳でも発揮されました。1912年より３つのオリンピックで、３つの金と２つの銀メダル、水球でもメダルを獲得。この銅像は彼の生誕100年を記念して建てられました。

デューク・カハナモク像

サンセット

日没前のワイキキビーチ

ワイキキ・ビーチは人工の砂浜　現在は砂浜が有名ですか、ワイキキ・ビーチにはもともと砂浜はなく、1920年代から1930年代にかけて、オアフ島北部のノースショア、カリフォルニア州のマンハッタンビーチから白砂を運んで作られた人工の砂浜です。近年、人工砂浜であるワイキキビーチの砂浜の面積が狭くなってきていることから、2011年より 250万ドルを費やして砂の補給を行い、砂浜の幅を約10メートル以上拡大することになりました。

沈みゆく太陽

第二次世界大戦後の発展　第二次世界大戦後には観光客が急増したことに伴い、シェラトン・プリンセス・カイウラニ、シェラトン・ワイキキ、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチ・リゾート&スパ、ハイアットリージェンシーなどの大型高層ホテルやコンドミニアムが1950年代から1980年代にかけて次々と建てられ、ハワイにおける観光の中心地となりました。

日没のワイキキビーチ

1963年には日本の国際興業がシェラトン・プリンセス・カイウラニをシェラトン・ハワイ社から買収、日本資本によるハワイへの投資のさきがけとなりました。翌1964年には日本人の海外旅行が自由化され、日本交通公社（現在のJTB）がハワイに支店を開設しました。1972年には横浜岡田屋がワイキキに店舗を開設、さらに1980年代末のバブル期にかけては、ワイキキのホテルの90％以上が日系企業の所有という状態になりました。

カラカウア通りの夜景（ロイヤル･ハワイアン･センター）

ロイヤル・ハワイアン・センター（写真上）　ワイキキの中心部、カラカウア通りに面した最高の場所に３区画にわたって広がる、ワイキキ最大のショッピング･エンターテイメント複合施設です。総面積約28,800平方メートルの開放的な雰囲気のフロアには、高級ブティックや人気のブランド、ハワイならではのユニークなお店など、 110店以上のショップが立ち並らびます。緑が多く、憩いの場所としても注目を集め、バラエティ豊かな食の空間が用意され、また、毎日開催される無料のショーを堪能できます。

カラカウア通りの夜景

現在のワイキキ　現在は、ホノルル市における最大のリゾート地域、そして繁華街として、メインストリートのカラカウア通りやクヒオ通りを中心に、多数のリゾートホテルやコンドミニアム、ショッピングセンターや飲食店などが建ち並びます。季節を問わず世界各国から多くの観光客が訪れ、中でも日本人観光客はその大半を占めます。

カラカウア通りの夜景

なお、ワイキキビーチに隣接して建つホテルの多くが建築後30年から50年以上と老朽化している上、新たに建築するスペースもないことから、世界的に進むリゾートホテルのさらなる高級化、大型化に対応できないとして危惧されていました。しかし、2000年代以降新規オープンが続きます。

モアナ・サーフライダー・ウェスティンリゾート

2008年には『ヒルトンハワイアンビレッジ　ビーチリゾート&スパ』に新しいタワーがオープンしました。そのほか、2009年11月には『トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ・ビーチ・ウォーク』が新規オープン。また、2016年7月15日には『ザ・リッツ・カールトン・レジデンス・ワイキキ』が新規オープンした。

カラカウア通りの夜景（クリスマスツリー）

交通（トロリー）

カラカウア通りを走るトロリー

ワイキキ地区　ワイキキ地区の中心部にはカラカウア大通りとクヒオ通り、アラワイ大通りの３本の通りが横断し、ルワーズ通りやリリウオカラニ通り、カパフル大通りなどが縦断しています。アラモアナ地区までは車で５～10分程度、ホノルルのダウンタウンまでは15分程度、カハラ地区まで20分程度、ホノルル国際空港までは30分程度です。

ワイキキ・トロリー(エノアコーポレーション)

ワイキキ・トロリー　ワイキキ・トロリーは私営でエノアコーポレーションによる路面電車風のバスです。市内４路線があり、ダイヤモンドヘッド方面の『風景周遊（グリーンライン）』、ダウンタウン、史跡などをめぐる『歴史周遊（レッドライン）』、ワイキキの繁華街、主要ショッピングセンターを回る『買い物周遊（ピンクライン）』、ショッピングセンターワイケレ・プレミアム・アウトレット送迎の『ワイケレアウトレット　トロリーツアー』があります。基本的に事前に乗り放題チケットの購入が必要ですが、ピンクラインのみ、１回２ドルで乗車できる。また、JCBカード会員とその家族は、ピンクラインに無料乗車できます。

‘OLI‘OLIトロリー（JTB）

旅行代理店によるトロリーとして、JTBの『‘OLI‘OLIトロリー』、ＨＩＳの『Lea Leaトロリー』、ジャルパックの『レインボー・トロリー』の３社のトロリーがあって、いずれもエノアコーポレーションに業務委託しています。JTB、ＨＩＳ、ジャルパックはいずれも日本の旅行代理店で、自社のパッケージツアー（またはフリープラン）客用に走らせ、ワイキキ・トロリー同様、ホノルル市街地を循環しています（それぞれ少しずつコースは違います）。

レインボー・トロリー(JALパック)

上述の旅行代理店のトロリーは、ワイキキ・トロリーと同等か、むしろ本数は多く、それでいて原則としてツアー客以外の乗車はできません（ＨＩＳのみ、７日間乗り放題チケットを別途購入可能です）。そのため空いていることが多く、特に日本からの観光客にとって利便性が高いです。ツアー客の場合は、ツアー料金に含まれているため、あらかじめ滞在中乗り放題のカードなどが交付されます。

Lea Leaトロリー（HIS）

ホテル

カラカウア通りとシェラトン・プリンセス・カイウラニ（写真中央）

シェラトン・プリンセス・カイウラニ　今回、本ホームページの管理者らが12月26日から同月31日まで滞在したホテルです。ワイキキの目抜き通りであるカラカウア大通りのほぼ中央にあり、大通りを隔てワイキキビーチがすぐという立地。1955年の開業当時に建設された『プリンセスウイング』『カイウラニウイング』（1960年オープン）、『アイナハウタワーウイング』（1970年オープン）の３つのタワーを持ち、合計で 1,154部屋とハワイ州内でも３番目の規模を持つ大型ホテルです。

シェラトン・プリンセス・カイウラニ

その名前は、ハワイ王朝最後の王位後継者となったカイウラニ王女が幼少期を過ごした領地の跡地に建設されたことに由来し、王女の肖像画が飾られているほか、多くの歴史的な展示物があります。1963年（昭和38年）、小佐野賢治氏率いる国際興業の子会社『京やカンパニー』によって、それまでの所有者であったシェラトン・ハワイ社から買収された経緯があります。現在は、アメリカの投資ファンド、サーベラス・キャピタル・マネジメントの所有で、スターウッド・ホテル&リゾートが運営しています。

シェラトン・プリンセス・カイウラニ

モアナ・サーフライダー・ウェスティン・リゾート&スパ（写真下）　ワイキキビーチの中心地のビーチの目の前（カラカウア大通りを隔ててシェラトン・プリンセス・カイウラニの向かい側）にあり、オーシャンフロントの客室とロビーなどからワイキキビーチとダイアモンド・ヘッドの景色を目前に見ることができる眺望の良さを誇る上、1901年の開業当時としては最新の設備を誇った白い建物が『ワイキキのファーストレディ』と称されました。

モアナ・サーフライダー・ウェスティンリゾート

そして、同時期の1900年代から1920年代に建設された『ロイヤル・ハワイアン』や『ハレクラニ』と並ぶホノルルを代表する高級ホテルとなりました。開業当時の建物は、正面入口にある『ヒストリック・バニヤン・ウィング』として今でも使用されており、アメリカ合衆国国家歴史登録財やホノルル市の文化財にも指定されています。現在の所有者は、アメリカの投資ファンド、サーベラス・キャピタル・マネジメントで、スターウッド・ホテル&リゾートが運営。

夜のモアナ・サーフライダー・ウェスティンリゾート

ハイアットリージェンシーワイキキリゾート&スパ（写真下）　カラカウア通り沿いにひときわ目立つ８角形の高層ツインタワーが目印のデラックスホテル。客室の３分の２弱がオーシャンビューの40階建てで、カラカウア通りを挟みワイキキビーチの前に位置するという絶好のロケーション。1986年に日本の不動産会社、麻布建物による買収で話題となりました。

ハイアットリージェンシーワイキキリゾート&スパ

【参考にしたサイト】このページの説明文は、ほとんどをワイキキ - Wikipediaより転載する形で作成しました。

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