ひとり 〜ショートバージョン
須釜俊一のウェブページ
棚田を訪ねて(5)−福岡県うきは市葛籠(つづら)
                        (
福岡県の東南部、筑後平野の東端に位置する浮羽(うきは)町。肥沃な土地、温暖な気候、豊かな自然。そんな風土の中に、葛籠(つづら)の棚田(「日本の棚田百選」)が有ります。9月19日(金) 〜23日(火・祝)の間、「棚田inうきは彼岸花めぐり」と銘打ったイベントが開催されました。田のあぜを真っ赤に彩(いろど)る彼岸花と黄金色の稲穂との絶妙なコントラストがとても見事でした。                                                          (旅した日 2003年9月)               
掛け干し 長く連ねて掛け干しの作られた県道沿いの棚田。田んぼの畦(あぜ)には、やはり彼岸花が咲いていました。
葛籠の棚田へ向う県道沿いの棚田では、刈り取った稲の掛け干し作業が行われていました。長く連ねて掛け干しが作られた田んぼの畦(あぜ)にも、やはり彼岸花が咲いていましたが、艶やかな葛籠(つづら)とは一味違った趣(おもむき)がありました。                                                   


おめかしの棚田 赤いフリルの付いた衣装を着ておめかし。山間の棚田はとても艶(あで)やかでした。
赤いフリルの付いた衣装を着て、山間の棚田がこれほどまでにおめかしして艶(あで)やかであろうとは思ってもいませんでした。観光客でごった返していて、多くの人がカメラを持っていました。さながら撮影会の会場のようでした。艶やかな彼岸花や多くの観光客のオーラを浴びて、ここ浮羽・葛籠のお米は、どんな美味しい味がするのでしょうか。


彼岸花 梅の古木の根元に真っ赤に咲く彼岸花。まるで古木の精気をすっかり吸い取って燃え盛っているかのようでした。
梅の古木の根元に真っ赤に咲いている彼岸花。まるで古木の精気をすっかり吸い取って燃え盛っているかのようでした。彼岸花が、決まって彼岸の時期に咲くのは、日長を感じ取って芽を出すからのようです。それにしても、あまりにも強烈な赤い色。それゆえ、人それぞれにいろいろな印象を抱くのでしょう。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)の他、ゆうれいばな、しびとばな、かんざしばな、など多くの別名を持った花です。韓国では、この花を「サンチョ(相思華)」と呼ぶそうです。 葉のあるときには花はなく、花のあるときには葉がないので 、「花は葉を思い、葉は花を思う」という意味からだそうです。


古里の佇まい 彼岸花に彩(いろど)られた浮羽の村々。それでも佇(たたず)まいは「ふるさと」そのものでした。


【編集後記】
 
本ページをご覧頂いた福岡市在住の海有一様から、彼岸花の随筆文をメールして頂きました。許可を得て、下記のページに記載しましたので、案内申し上げます。 → http://washimo-web.jp/Trip/Ukiha/Essay.htm

あなたは累計
人目の訪問者です。
 
Copyright(C) WaShimo All Rights Reserved.