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内子座 |
南愛媛県のほぼ中央、県庁所在地の松山市から 南南西の約40キロメートルの、南予地方に位置する町、愛媛県喜多郡内子町(うちこちょう)は、 古くから大洲街道の交通の要衝として、また四国遍路の通過地として栄えた町です。 |
そして、江戸時代から明治時代にかけて、 和紙と木蝋の生産で栄えました。その当時の繁栄ぶりを伺わせる商家群が建ち並ぶ『八日市護国』の町並みは、 1982年(昭和57年)に国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。 |
その『八日市護国』の近くにある芝居小屋が 『内子座(うちこざ)』です。1916年(大正5年)に大正天皇の即位を祝い、内子町の有志によって 建設された芝居小屋で、2015年(平成27年)に国の重要文化財に指定されました。 |
明治末から大正にかけて内子の町が木蝋や 生糸などの生産で栄えていた頃、地元の17名の発起人により『大典記念株式会社内子座』が 設立され、1915年(大正4年)8月に着工し、翌年2月に落成しました。 |
以後、歌舞伎や人形芝居、 映画、演説会会場等として利用されていましたが、1950年(昭和25年)に、一階桝席の座を 撤去し椅子式に改造、映画館的色彩の強い施設になりました。 |
1967年(昭和42年)に会社が解散し、 内山商工会に所有が移ると、商工会館として使用するため、両桟敷及び二階桟敷撤去を含めた大改造が 行われましたが、1982年(昭和57年)には、内山商工会から内子町に寄付されました。 |
内子町に寄付されると、 まちづくりの核として活用していくべきとの町民からの要望により、内子座復元事業が着手されました。 1995年(平成7年)に、整備事業が完成し、規模の大きな興行が可能となりました。 |
2015年(平成27年)、 国の重要文化財に指定。 木造2階建て瓦葺き入母屋造りで、収容人員 650名、敷地 302坪、建築面積は242坪。現在、文楽のほか、 各種講演やまちづくりの会合等に活用されています。(以上、内子座 - Wikipedia を参考) |
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