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旅行記 ・鶴田町の風景 − 青森県北津軽郡 2016.07.12
鶴田町(青森県)
鶴田町近くの津軽平野から望む岩木山
青森県北津軽郡鶴田町(つるたまち)は、
平成の大合併で今はさつま町になっている薩摩郡の旧鶴田町と姉妹都市提携を
結んでいて、それが今もさつま町との間で続いています。
道の駅『つるた 鶴の里あるじゃ』
さつま町に住む者の一人として、
青森に行った際には、鶴田町を訪ねてみたいと思っていて、今回実現しました。鶴田町は、
津軽平野のほぼ中央に位置し、農業を基幹産業とする町でした。
道の駅『つるた 鶴の里あるじゃ』
基幹作物は、水稲とりんごで総面積の
約5割を占めていますが、水稲やりんごのほかにスチューベンぶどうやさくらんぼなどを栽培する複合経営が
増えているそうです。鶴田町は日本一のスチューベン生産量を誇ります。
鶴田町の物産が賑やかに並んでいました。
『スチューベン』はニューヨークの農業試験場で
生まれた品種で、緯度が同じ気候が似ていることから津軽地方で作られるようになりました。ぶどうの中で群を抜いて甘く、
ポリフェノールを多く含んだ、身体にとってもよいぶどうだそうです。
本格焼酎(鹿児島県さつま町との交流商品)
道の駅『鶴の里あるじゃ』には、
地元の農産物・農作物(野菜や果実・スイーツなど)や自家製の漬物やジュースなどが賑やかに並び、
さつま町との交流商品として、さつま町産の本格焼酎が売られていました。
鶴田町はスチューベンぶどうの特産地です。
鶴田町の町名は、江戸時代に
鶴がたくさん飛来していたことに由来するそうです。まちづくりにおいては、徹底して鶴にこだわり、町の施設の
至るところに鶴のデザインを使用したまちづくりが推進されています。
道の駅『つるた 鶴の里あるじゃ』
1992年(平成4年)には、『生きた丹頂鶴誘致』の
声が高まり、通産省(現経済産業省)など関係機関へ働きかけた結果、翌年に中国黒龍江省
チチハル市より人工ふ化の丹頂2羽の譲渡に成功しました。
道の駅『つるた 鶴の里あるじゃ』、背後に岩木山
1994年(平成6年)には、『丹頂鶴自然公園』を
建設し、さらに、1997年(平成9年)にはロシア・ヒガンスキーからつがいの鶴を譲り受けたことや雛誕生などで、
2012年5月27日現在で、計11羽(雌雄がそれぞれ5羽、ヒナ1羽)となっています。
丹頂鶴自然公園
丹頂鶴自然公園は、
人造湖津軽富士見湖の湖畔に立地し、富士見湖パークや鶴の舞橋、
鶴の里ふるさと館などが近接しています。
タンチョウ(丹頂鶴)
廻堰大溜池(通称、津軽富士見湖)は、
日本有数の大きさを誇る人造湖であり、1994年(平成6年)に、全長300メートルの
日本一長い三連太鼓橋である『鶴の舞橋』がかけられました。

津軽富士見湖と鶴の舞橋
  丹頂鶴自然公園 (鶴田町)
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