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旅行記 ・久連子の福寿草 − 熊本県八代市泉町 2015.02
くれこのふくじゅそう
久連子の福寿草
トレッキングの集合場所『久連子古代の里』
福寿草(フクジュソウ)は、
初春に3〜4cmの黄色い花を咲かせるキンポウゲ科の多年草の
植物で、春を告げる代表的な花です。
ガイドさんを含めて5名で登りました。
春を告げる花の代表で
あることから、元日草(がんじつそう)とか朔日草(ついたちそう)と
言っためでたい別名をもらっています。
『オコバ谷登山口』からは道なき道です。
福寿草という和名もまた
新春を祝う意味があり、『永久の幸福』・『思い出』・『幸福を招く』・
『祝福』、と言った花言葉をもらっています。
『オコバ谷・白崩平』に着きました。
昔から縁起のよい植物とされ、
正月用の花として重宝されてきました。江戸時代から多くの園芸品種が
育成されきた、いわゆる古典園芸植物です。
青空に恵まれ、残雪がありました。
日本では、
北海道から九州にかけて分布し、山林に生育するといわれるものの、
九州にはあまり自生の群生地がありません。
家族のように寄り添って咲く福寿草
熊本県の五家荘(ごかのしょう)は、
1,300〜1,700m級の山々が連なる九州山地の中央部の奥深い位置に民家が
点在する秘境の地で、落人伝説でも知られています。
こちらも寄り添って
その五家荘の
久連子(くれこ)には、福寿草の自生の群生地があって、2月になると毎年
『久連子福寿草まつり』が開催されています。
陰影に黄色が映えます。
 2015年のまつりは、
2月14日(土)から3月1日(日)まで。その初日に、まつりのイベントの
一つである『福寿草群生地トレッキング』に参加しました。
雪の中に咲く福寿草 〜 雪割りの福寿草
福寿草の群生地は、上福根山という
標高1,645mの山の中腹に位置するオコバ谷・白崩平(しらずれだいら)にあって、出発地の久連子古代の里から
片道1時間半のトレッキングです。オコバ谷登山口からは道なき道でした。
一株に花を二輪付けたのを多く見かけました。
山林の中を白崩平に近づくにつれて
福寿草が顔を見せ始めましたが、たくさん咲き揃うのは時期的にこれからのようでした。
それでも、雪が残っていて、雪割りの福寿草を見ることができました。
こちらは一輪の福寿草
福寿草は、咲き始めの頃は
茎も短く、葉もつけず、包に包まれたように短い茎の上に花だけをつけ、
それから次第に茎や葉が伸びいきます。
可憐に見えます。
そして、福寿草は、花弁を使って
日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引するのだそうです。
そのため、太陽光に応じて開閉します。
 
日光をいっぱい集めるようにして 
今回写真に撮った福寿草は
ほとんどのものが、まだ茎が短く、葉のない花だけのものでした。来年は、
もっと遅い時期に訪ねてみたいと思います。
蕾(つぼみ)も見かけました。
   旅行記 ・久連子古代踊り
【参考サイト】
(1) 久連子福寿草まつり(2015年)

(2) フクジュソウ - Wikipedia
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