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くれこのふくじゅそう 久連子の福寿草 |
トレッキングの集合場所『久連子古代の里』 |
福寿草(フクジュソウ)は、 初春に3〜4cmの黄色い花を咲かせるキンポウゲ科の多年草の 植物で、春を告げる代表的な花です。 |
ガイドさんを含めて5名で登りました。 |
春を告げる花の代表で あることから、元日草(がんじつそう)とか朔日草(ついたちそう)と 言っためでたい別名をもらっています。 |
『オコバ谷登山口』からは道なき道です。 |
福寿草という和名もまた 新春を祝う意味があり、『永久の幸福』・『思い出』・『幸福を招く』・ 『祝福』、と言った花言葉をもらっています。 |
『オコバ谷・白崩平』に着きました。 |
昔から縁起のよい植物とされ、 正月用の花として重宝されてきました。江戸時代から多くの園芸品種が 育成されきた、いわゆる古典園芸植物です。 |
青空に恵まれ、残雪がありました。 |
日本では、 北海道から九州にかけて分布し、山林に生育するといわれるものの、 九州にはあまり自生の群生地がありません。 |
家族のように寄り添って咲く福寿草 |
熊本県の五家荘(ごかのしょう)は、 1,300〜1,700m級の山々が連なる九州山地の中央部の奥深い位置に民家が 点在する秘境の地で、落人伝説でも知られています。 |
こちらも寄り添って |
その五家荘の 久連子(くれこ)には、福寿草の自生の群生地があって、2月になると毎年 『久連子福寿草まつり』が開催されています。 |
陰影に黄色が映えます。 |
2015年のまつりは、 2月14日(土)から3月1日(日)まで。その初日に、まつりのイベントの 一つである『福寿草群生地トレッキング』に参加しました。 |
雪の中に咲く福寿草 〜 雪割りの福寿草 |
福寿草の群生地は、上福根山という 標高1,645mの山の中腹に位置するオコバ谷・白崩平(しらずれだいら)にあって、出発地の久連子古代の里から 片道1時間半のトレッキングです。オコバ谷登山口からは道なき道でした。 |
一株に花を二輪付けたのを多く見かけました。 |
山林の中を白崩平に近づくにつれて 福寿草が顔を見せ始めましたが、たくさん咲き揃うのは時期的にこれからのようでした。 それでも、雪が残っていて、雪割りの福寿草を見ることができました。 |
こちらは一輪の福寿草 |
福寿草は、咲き始めの頃は 茎も短く、葉もつけず、包に包まれたように短い茎の上に花だけをつけ、 それから次第に茎や葉が伸びいきます。 |
可憐に見えます。 |
そして、福寿草は、花弁を使って 日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引するのだそうです。 そのため、太陽光に応じて開閉します。 |
日光をいっぱい集めるようにして |
今回写真に撮った福寿草は ほとんどのものが、まだ茎が短く、葉のない花だけのものでした。来年は、 もっと遅い時期に訪ねてみたいと思います。 |
蕾(つぼみ)も見かけました。 | ||
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【参考サイト】 (1) 久連子福寿草まつり(2015年) (2) フクジュソウ - Wikipedia |
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