レポート | ・カノープスと南極老人 |
− カノープスと南極老人 −
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§1 カノープス カノープス( Canopus)は、りゅうこつ座α星。太陽を除くとシリウスに次いで全天で2番目に明るい1等星の恒星。赤緯マイナス52度40分に位置するため、南半球では容易に観測できますが、日本では東北地方南部より南の地域でしか見ることはできません。 しかも、東京では南の地平線より2度の角度、京都でも3度の高さにしか上らず、地上からの光害や、大気を通る距離も長いため全天でシリウスに次いで明るいとは思えないほどに減光して赤くなり、見つけることはより困難となります。 本州より南に位置する九州・沖縄では本州よりは高い位置に観測でき、九州南部の鹿児島では6度程度、沖縄の那覇では10度程度の高さまで上ります。カノープスという名前はギリシア語起源の名で、トロイア戦争でギリシア軍艦隊の舵手を務めたというカノポスにちなんで命名されました。 高度の低さから赤みがかって見えることから、中国の伝説では寿老人の星、南極老人星とされる。単に老人星、寿星とも言いまう。そのため、この星を見た者は長寿になるという伝説も生まれました。(以上、カノープス - Wikipedia を参考) §2 南極老人 南極老人(なんきょくろうじん)は、南極老人星(カノープス:りゅうこつ座α星)を神格化した道教の神。南極仙翁、寿星とも。『西遊記』『封神演義』『白蛇伝』など小説や戯曲に神仙として登場することも多く、日本では七福神の福禄寿と寿老人のモデルだと言われます。 古くから、南極老人星は戦乱の際には隠れ、天下泰平のときにしか姿を見せないという信仰が存在し、『史記』天官書や『晋書』天文志、『漢書』などには、皇帝たちが秋分の日に都の南で観測する慣わしがあったことが記されています。 この南極老人星が宋代以降に南極老人として神格化され、長寿と幸福を司るものとされました。『事玄要言集』や『風俗記』には、北宋の仁宗皇帝の前に現れて大酒を飲んだ説話が記されており、長頭短身の老人だったといわれます。 (以上、南極老人 - Wikipedia より転載) 【参考サイト】 ・旅行記 カノープス(南極老人星)観測 − 鹿児島県さつま町
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2019.01.30 | ||||
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