ノクターン嬰ハ短調(ショパン)
Classic MIDI album
押戸石の丘 − 熊本県阿蘇郡南小国町
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イラクのチグリス川とユーフラテス川にはさまれた地方に発祥した人類最初の文明を担ったのは、メソポタミアに突如(とつじょ)として現れ、そしてまた忽然(こつぜん)と歴史の舞台から姿を消していったシュメール人という謎の種族でした。そのシュメール人が日本人の祖先であるかも知れないという説があるそうです。日本列島で発見されたペトログラフ(岩刻文字)のほとんどがシュメール文字として解読できるといわれています。何ともロマンに満ちた話ではないでしょうか。熊本県阿蘇郡南小国町といえば、全国的に知られた『黒川温泉』のある町。その南小国町に『押戸石(おしどいし)』という丘があって、シュメール文字のペトログラフが見れるというので訪ねてみました。    (旅した日 2006年09月)


押戸石(おしどいし)の丘
離合もままならない狭い道を心細い思いをしながらやっとのことで
たどり着いた阿蘇北外輪山の小高い草原の丘に登ると、
360°の広大なパノラマが広がります。
丘の頂上には、大小数百個の石が人為的とも思われる配列で置かれていました。最大のものは、
ピラミッド型をした高さ 5.3m、周囲15.3mの巨岩(写真上)です。
その巨岩には、約 4,000年前のシュメール文字がペトログラフとして刻まれています(写真上)。
刻まれている文字は
『神、雨、祈る』などを表しているといわれています。
南小国町教育委員会の案内板がありました(写真上)。
また、巨岩に刻まれた文字や刻線に沿って磁気が変化する現象も見られるそうです。
シュメール系海洋民族の祭礼の場であったともいわれ、興味は尽きません。
イースター島と日本文化の共通性を研究するために
来日したイースター島文化大使テバ・テアオ氏らもここを訪れています。
毎年4月には、地元の人々が炊き出しをし、煮しめ等を持ち寄って
供養を行う
『押戸石祭り』が行われるようです。
広大な風景の中に見える車は、愛車の Audi A4 2.4 です。
広々とした小高い草原の丘では餌草刈りが行われていました。
 レポート ・日本超古代史とシュメール人
補遺
熊本大学総合情報基盤センターの入口紀男教授から、『押戸ノ石巨石群』について下記サイトへリンクを張って頂きたいとのメールを頂きました。押戸ノ石巨石群について検証をされ、『押戸ノ石の丘は太古の聖地を思わせて、誰しもそこに異次元の世界を感じるほどの美しい空間である。押戸ノ石の巨石群は自然に配置されたストン・サークルである。また、4,000年前のシュメル文字などが刻まれていると結論付けるに足る証拠は現存しない。ただし、古代人が渡来したという夢とロマンは残る。』 という結論を得られたということです。

 押戸ノ石(おしとのいし)の丘 → http://www.geocities.jp/tulipcities/kumamoto/oshito.html

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