♪花の歌(ランゲ)
ぴあんの部屋
古仁屋〜加計呂麻島鹿児島県瀬戸内町
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鹿児島県大島郡瀬戸内町は、奄美大島の最南西端の地域と、加計呂麻島・与路島・請島などの有人島を町域とする人口約10,400人の町です。奄美大島の南端部に位置する港町・古仁屋(こにや)は約7千人が住む港町で瀬戸内町の中心街となっています。大島海峡を隔てた古仁屋の対岸の島・加計呂麻島(かけろまじま)は、呑之浦(のみのうら)の特攻艇震洋基地跡と島尾敏雄文学碑、諸鈍(しょどん)のデイゴ並木、安脚場戦跡(あんきゃばせんせき)公園などで知られています。古仁屋、大島海峡、加計呂麻島の風景をアップロードしました。    (旅した日 2009年08月)
      
      
古仁屋
古仁屋の街には南の島の雰囲気が(写真下) 高知山展望台から望む古仁屋の街と大島海峡と加計呂麻島(写真上)
『フェリーかけろま』から見る古仁屋の街(写真下)
古仁屋コーラル橋(写真下)
古仁屋港
古仁屋港は、大島海峡に2,750haにもおよぶ広大な水域を有する港湾で、かつては旧日本海軍の基地として栄えた歴史もありますが、現在は避難港として指定され多くの船舶が避難や休憩に寄港しています。古仁屋〜加計呂麻島間に町営『フェリーかけろま』、古仁屋〜請島〜与路島間に『せとなみ』、鹿児島〜喜界〜名瀬〜古仁屋〜平土野間に『フェリーきかい』鹿児島〜喜界〜名瀬〜古仁屋〜平土野、(〜知名)間に『フェリーあまみ』が就航しています。
『フェリーかけろま』より眺める停泊中の『フェリーあまみ』(写真下)
      
      
いけんま
生間
海の色が美しい生間港(写真上下)
加計呂麻島へのアクセスと交通
町営『フェリーかけろま』が、古仁屋〜瀬相間(大人片道360円)に一日4往復、古仁屋〜生間間(同260)に一日3往復しています。所要時間は片道25〜20分。そのほか、海上タクシーが走っていますが、料金は船によってまちまちです。島内での交通は、町営『加計呂麻バス』が運行しています。『フェリーかけろま』の入港にあわせて、生間港と瀬相港に待機しています。レンタカーは、生間港と瀬相港にそれぞれ一社があります。
生間港から眺める大島海峡と古仁屋(写真下)。船は海上タクシー
生間の集落(写真下)
生間(いけんま)
古仁屋から『フェリーかけろま』で20分。加計呂麻島の東側の玄関口・生間は写真で見るように景勝地でもあります。レンターカーを借りて南に走れば、5分足らずで、諸鈍(しょどん)のデイゴ並木。東へ10分余り走れば安脚場戦跡(あんきゃばせんせき)公園へ。また、生間〜瀬相間はレンタカーで30分あれば行け、その間にスリ浜、呑之浦(のみのうら)の特攻艇震洋基地跡と島尾敏雄文学碑があります。
古仁屋港から到着した町営『フェリーかけろま』(写真下)
   
   
しょどん
諸鈍
生間港から車で5分とかからない諸鈍(しょどん)は、『デイゴ並木』と伝統芸能『諸鈍シバヤ』で知られるところ。例年5月下旬から6月上旬にかけての約1週間、真紅の花が咲きそろうそうです。『諸鈍シバヤ』は、平家の落人・平資盛が土地の人を招いて上演したのが始まりといわれます。

    
スリ浜
スリ浜は、加計呂麻島のプチリゾート。山田洋次監督の『男はつらいよ』シリーズの最後の作品『寅次郎 紅の花』(出演:渥美清、浅丘ルリ子、後藤久美子他)のロケ地となったのが加計呂麻島で、スリ浜に記念碑が建っています。

   
移動図書館
スリ浜で移動図書館(写真上)
島尾敏雄と移動図書館
1955年(昭和30年)、ミホ夫人の回癒のため東京から奄美大島名瀬市(現奄美市)に移住した島尾敏雄は、当時鹿児島県立図書館長だった椋鳩十(むくはとじょう)のもとで、県立図書館奄美分館が設置されると、初代館長となりました。図書館については素人であった島尾は、熊本商科大学に出向いて司書講習を受けて資格を取得したそうです。在任中の島尾は、郷土資料の蒐集・刊行活動や当時としては先駆的な日曜日開館や住民の読書活動支援などにも全力であたりました。
プチリゾート・スリ浜の風景(写真上・右)
また、離島の教育委員会や公民館を通じた図書の貸借や港の待合室や船内での読書室の設置活動に尽力し、これらを支援するために時には自ら船に乗って離島への移動図書館業務の充実に出かけるなど、日本の離島を抱えた地域における図書館活動のあり方に影響を与えました(以上、フリー百科事典ウィキペディアより引用)。
 
スリ浜より車で10数分のところにある『島尾敏雄文学碑』の取材に行く途中にスリ浜で偶然にも移動図書館に遭遇できたのは幸運でした。
スリ浜で移動図書館(写真下)
    
    
 島尾敏雄  島尾敏雄文学碑公園  ⇒ 安脚場戦跡
    
    
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