|
♪花の歌(ランゲ) |
ぴあんの部屋 |
人吉、あさぎり町 〜 山頭火を歩く(8)− 熊本県 |
( |
佐敷から球磨川づたいに五里を歩いて人吉に着いた山頭火は、人吉町宮川屋に三泊して人吉を行乞して回ります。捨てても捨てても捨てきれないものが未だ乱れ雲のやうに胸中を右往左往してやみません。時は昭和5年(1930年)9月。昭和恐慌の真っ只中で労働争議やデモが頻発し浜口首相が東京駅で狙撃されるという時代でした。行乞記に忌憚なく記述された百姓や養蚕農家や日雇い労働者などの窮状、遊女への情、老祖母への思いなどから、山頭火の心情とともに当時の世相がひしひしと伝わってきます。人吉市とその近隣の町、球磨郡あさぎり町の風景をアップしました。 (旅した日 2008年09月) |
人吉 |
水の手橋から球磨川の下流を眺める人吉市内の遠景 |
|
|
|
寿福酒造(写真下) | ||
|
|
球磨郡あさぎり町の了円寺(写真上) | |||||||||
|
|
||||||||
宮原観音 |
標高1,017mの黒原山(写真上) | ||||||||
|
|
二十九番札所・宮原観音(写真下) | ||
※ 行乞記(種田山頭火)は、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)の『行乞記(一)』 (底本等のデータは下記の通り)から抜粋して記載してあります。 底本:「山頭火全集 第三巻」春陽堂書店 1986(昭和61)年5月25日第1刷発行 1989(平成元)年3月20日第4刷 入力:さくらんぼ 校正:門田裕志、小林繁雄 2008年3月20日作成 |
⇒ 球磨川づたひ 〜 山頭火を歩く(7) |
|
||||
Copyright(C) WaShimo All Rights Reserved. |