旅行記  ・熊本市〜熊本城と水前寺公園   

 熊本市を訪問する機会があったので、熊本城と水前寺公園に行ってみました。熊本城も水前寺公園も中学校の修学旅行以来の訪問でした。今回、熊本城で感じたのは、城全体の豪壮雄大さと同時に随所に見られ独自の築城美でした。熊本城の石垣は、独特の曲線状に築かれていて、「武者返し」と呼ばれています(下の方はなだらかで、上に行くほど反り返る曲面になっている)。天守閣だけでなく、天守閣に至るそれぞれの櫓(やぐら)や櫓門・城門で、自然の地形と石垣の曲線そして建築物が織り成す造形美を見出すことができ、城のどこにいても退屈することがありません。
 熊本城や水前寺公園の周辺には、夏目漱石(明治29(1896)年から約4年間、五高(現熊本大学)の英語科の嘱託教員、教授として熊本で過ごす。)や小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)(明治24(1891)年から3年間、五高の英語科教員として熊本で過ごす。)、宮本武蔵(57歳のとき藩主細川忠利の客分として来熊、晩年を熊本で過ごす。)ゆかりの旧居や碑があります。(旅した日 2002年10月)


大小天守

熊本城
 日本三名城の一つ。別名銀杏城と呼ばれる。豊臣秀吉の家臣加藤清正によって7年の歳月をかけて築城された。城郭の広さは約98万m2の周囲5.3km、大小天守閣、櫓(やぐら)49、櫓門18、城門29を持つ。加藤清正は、「賤ヶ岳七本槍」の1人として活躍。朝鮮出兵では虎退治の武勇伝を残す。後に徳川家康に仕えるが、加藤家の治世は、2代44年しか続かず、その後豊前小倉より細川忠利が封ぜられる。 現在、築城400年にあたる平成19年(2007年)を目処に、熊本城復元整備計画が進められています。その第一弾として完成した南大手櫓(やぐら)のしゅん工式が平成14年10月21日にありました。








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