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弥五郎どん祭り − 鹿児島県曽於市 |
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南九州では、毎年11月3日、長身でギョロリまなこに太い眉、大小の太刀を腰に据えた大男の人形を台座に乗せて町内を引きまわし、神楽や太郎踊り、棒踊り、奴踊りなどの郷土芸能を奉納する『弥五郎どん祭り』が行なわれます。謎の大男『弥五郎どん』は、六代の天皇に仕えた武内(たけうち)宿弥(すくね)がモデルだとか、大和朝廷に滅ぼされた隼人族の首領で、五郎は御霊(ごりょう)の転化で御霊鎮めが起源だとかいわれ、諸説がありますが、今では、五穀豊穣や鎮守の守護神とし尊崇を集めています。この祭りは、約900年の歴史を有し、現在、鹿児島県曽於(そお)市大隅町の岩川八幡神社、宮崎県都城市山之口町の的野正八幡宮、そして宮崎県日南市の田之上八幡神社の三ヶ所で行なわれています。このうちの鹿児島県曽於市大隅町の祭りを取材しました。 (旅した日 2006年11月) |
弥五郎どん祭り県無形民俗文化財 |
岩川八幡神社の鳥居をくぐり抜け、浜下りに繰り出す『弥五郎どん』。 弥五郎どん三兄弟のうち、この大隅町の次男の弥五郎どんが最も長身で、身の丈が4.85mあります。 |
浜下り |
『弥五郎どん』が子供たちに引かれ、 町内の約4kmのコースを約3時間かけて練り歩るく『浜下り』の神興行列です。 |
『弥五郎どん』は、竹を編んだ体に茶色の衣装をまとって作られます。 毎年、弥五郎どんにふさわしい『ミスター弥五郎』が選ばれ、『弥五郎どん』の左肩に乗って 音頭を取ります。電線や看板や標識などをくぐりながら行列は進みます。 |
イナバウア |
しかし、進行方向と交差している陸橋に差しかかると、イナバウアしかありません。 |
上手にイナバウアをこなして、平然と浜下りは続きます。 |
弥五郎どん信号機 |
この町の信号機は『弥五郎どん』スタイルです。 |
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