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旅行記 ・若桜宿 − 鳥取県八頭郡若桜町 2018.09
 わかさじゅく
若桜宿
若桜鉄道・若桜駅
若桜鉄道の終点
若桜(わかさ)は鳥取から姫路に抜ける国道29号沿いにあった宿場町でした。
中世、若桜鬼ヶ城の城下町として整備されました。
蔵通り
江戸時代以降は、鳥取と
姫路を結ぶ若桜街道と伊勢街道(日本の各方面から伊勢神宮への参拝道として整備された
街道のこと)の宿場町、商業都市として発展しました。
蔵通り
蔵通りの白壁土蔵群や
カリヤ(仮屋)通りなどの特色ある近代以前の建築が現存し、往時の
城下町・宿場町の様子を今にとどめています。
蔵通り
蔵通りは、かつての城下町の名残として
旧家の白壁土蔵が約300mにわたって連なる通りで、往時の若桜宿の繁栄ぶりをしのばせています。
白壁土蔵が独特の情緒を醸し出し、格好の散歩道になっています。
カリヤ(仮屋)通り
若桜宿の町は明治時代の大火で
大半が焼失し、その後の復興建築は、家屋を道路より約3m後退させて道路沿いに水路を引き、
民家と水路の間に連続する幅1.2メートルの庇(ひさし)が設けられました。
水路とカリヤ
水路は用水と雪流しと
鯉の飼育に使われました。この水路と民家の間の雪除けの庇が
ついた私道を仮屋(カリヤ)といいます。
休憩処・かりや
この豪雪地帯独特の
建造物は昭和前期まで若桜宿に多く現存していましたたが、現在は
カリヤ通りだけに見ることができます。
若桜民芸工芸館
若桜民工芸館は、築約100年の
古民家を改修し、若桜町に縁のある方々の民工芸品を展示している施設で、平成27年8月に
オープンしました。土鈴4000点や絵馬600点などが展示されています。
若桜民芸工芸館から外を見た風景
また、和室には若桜神社大祭の
行列を再現した和紙人形が飾られているほか、地元出身版画家の作品が展示。
若桜の伝統的な町屋造りと庭園も見ることができます。
昭和おもちゃ館
昭和おもちゃ館は、旧家を改装して
平成24年3月にオープンしました。店先には、昔懐かしい駄菓子やおもちゃが
買える売店があり、奥には有料の展示ゾーンがあります。
格子戸
 
   若桜鉄道
   
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