♪輝く星空の下で
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雲仙を訪れて− 長崎県雲仙市
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雲仙岳は、平成3年(1991年)に噴火した普賢岳を最高峰に標高1000m級の山々の総称です。その山々の南西に高原の温泉地・雲仙温泉はあります。開湯が今から350年前という歴史を持ち、またシーボルトやケンベルなど、多くの外国人が訪れ、外国人の避暑地として開かれた国際的な観光地でもあった雲仙は、昭和9年(1934年)にわが国で最初の国立公園に指定されました。雲仙といえば、真っ白い水蒸気がもくもくと噴き上げる雲仙地獄の風景が印象的ですが、その周囲には大自然が広がり、春のミヤマキリシマや秋の紅葉、冬の樹氷など四季折々の風景が訪れる人々を魅了しています。11月の末の快晴の日に雲仙を訪れました。雲仙の晩秋の風景のいくつかをアップロードしました。 (旅した日 2005年11月)



雲仙お山の情報館
雲仙の自然や歴史を中心に島原半島全域に関する情報を提供する施設で、六角形の特徴ある建物です。


雲仙スパハウス・ビードロ美術館

温泉、美術館、ガラス体験工房と3つを一度に楽しめる『雲仙スパハウス・ビードロ美術館』は、異国情緒溢れるヨーロピアンな造りです。


雲仙地獄

水蒸気が吹き出し、硫黄の匂いが立ちこめる一帯は、約30の地獄が点在する人気の場所です。江戸時代に清七というキリシタン信者が酷刑に処せられた清七地獄、菊田一夫の「君の名は」の映画ロケがあった真知子岩、島原のお糸という女性が亭主殺しの事件を起こした明治初期の頃に墳出したお糸地獄など、それぞれに名前が付けられいます。

大叫喚地獄は、湧き出しが最も激しく、その音が地獄に落ちた悪人たちの叫びや喚き声のようであることから名付けかれたといわれています。地獄めぐりのスタート地点である湯けむり橋の近くでは、地獄の熱で蒸した卵が、名物・地獄たまごと称して売られています。


キリスタン殉教記念碑
キリシタンが厳しい弾圧を受けていたころ幕府は改宗を迫る手段として、温泉の熱湯をかけるというひどい仕打ちを行なっていました。寛永4年(1627年)からの7年間にこの地で殉教していった者は33名といわれています。この地獄を見下ろす丘の上に建っている十字架は、今なお殉教の信徒をたたえています。〜 現地の案内板から 〜


雲仙観光ホテル
『登録有形文化財』(近代日本の名建築/スイス・シャレー建築)の建物でありながら、現役のホテルとして使用させている雲仙観光ホテルは、昭和10年(1935年)に外国人向けに建てられたホテルといわれます。スイスアルプスのシャレー(山小屋)風のクラシックホテルで、赤屋根、丸太、石組が印象的です。


古湯の旅館街
雲仙温泉は、シューシューと音を立てて蒸気をあげている雲仙地獄のある「小池獄」と、その北部の昔ながらの旅館街が立ち並ぶ「古湯」(写真上)と、南部の比較的新しい温泉街で広い敷地にホテルが建っている「新湯」(雲仙スパハウス・ビードロ美術館や雲仙観光ホテルなどがある)の3つの地域からなっています。今回の雲仙への旅は、温泉に重きを置いて老舗旅館に宿をとりました。古湯にある『雲仙いわき旅館』で、お湯が長崎県内では唯一 5項目全て適正の最高点 (全国で51箇所内九州で6箇所(2004.12現在))という旅館でした。


晩秋色の空
11月も20日を過ぎた雲仙は、紅葉もピークを過ぎ、標高の高い山頂付近は、枯木野に近い状態でした。そして、空もすっかり晩秋色でした。


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