♪ジムノペディー第1番
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旅行記 ・鶴岡の風景 − 山形県鶴岡市  2010.03
 鶴岡の風景
旧西田川郡役所(写真上)
致道博物館
酒井氏は、明治後も鶴岡にとどまり昭和25年(1950年)郷土文化向上のために旧藩校致道館資料及び土地建物を寄附されました。それによって発足したのが、財団法人『致道博物館』です。同藩校で使用されていた文物や用具、庄内地方の民俗資料が収蔵・展示されています。また、敷地内には近隣の歴史的建造物が移設保存されています。
鶴岡市
鶴岡市は、山形県の日本海沿岸(庄内地方)南部にある人口約13万人の市で、江戸時代に鶴岡藩(通称、庄内藩)の城下町として発達した町です。庄内藩は、徳川四天王の一人酒井忠次を祖とし、三代忠勝が元和8年(1622年)信州松代から14万石で移封となってからも明治まで酒井氏が治めていました。
旧鶴岡警察署庁舎(写真上)
田麦俣の民家(写真上)
田麦俣の民家(写真上)
田麦俣の民家  
湯殿山の山麓、旧朝日村(現鶴岡市)田麦俣(たむぎまた)から昭和40年(1965年)に致道博物館内に移築され保管されている旧渋谷家住宅です。山村豪雪地帯の多層民家で、二階、三階は養蚕場に利用されていました。屋根は兜造りと呼ばれる美しいかや葺き。国の重要文化財。
旧鶴岡警察署庁舎
明治17年(1884年))に鶴岡、馬場町に建てられた擬洋風建築の建物。昭和32年(1957年)に、致道博物館内に移築されました。
 
旧西田川郡役所
明治14年(1881年)に建てられたもので、明治天皇が東北御巡幸の折りは鶴岡の行在所(あんざいしょ)となった由来の建物。バルコニー、時計塔がついた木造2階両翼1階建てで、高さ20メートル。ルネッサンス様式をとりいれた擬洋風建築で昭和47年(1972年)に致道博物館内に移設。国の重要文化財。大昔の人々の生活を考えるための考古学資料と、明治時代の資料、そして兄弟都市を結んでいる鹿児島市との関係資料などが展示されています。
民具の蔵(写真上)
酒井氏庭園(写真上)
鶴岡カトリック教会・天主堂(写真上)
酒井氏庭園
致道博物館の敷地の奥座敷にある酒井氏の庭園は、作庭年代はあきらかではありませんが、築山池泉を配した書院庭園で、昔は鳥海山が借景として眺められたそうです。すぐれた古庭園の少ない東北地方では稀に見る典型的な書院庭園として貴重なものとなっています。昭和46年(1971年)に大修理を行い旧態に復し、昭和51年(1976年)に国の名勝に指定されています。
 鶴岡カトリック教会・天主堂
フランス人ダリベル神父の全財産と寄付により明治36年(1903)、庄内藩家老屋敷跡に建てられたバジリカ型三廊式とよばれる造りで、高さ23.7メートル。明治ロマネスク様式建築の傑作として名高く国指定重要文化財となっています。聖堂内には、世界でも珍しい『黒い聖母マリア像』があり、特殊技法でつくられた国内唯一の窓絵も美しい教会です。 
大宝館 
大宝館は、鶴岡公園内にある赤い屋根の白い洋館で、大正天皇の即位を記念して建てられたものです。現在、明治から昭和にかけての時代に、各分野で活躍した鶴岡市出身者、または鶴岡の発展に深いかかわりのあった故人の資料を展示し、その業績を紹介しています。
大宝館(写真上)
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