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七夕踊 − 鹿児島県いちき串木野市 |
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鹿児島県いちき串木野市大里地区では、毎年8月7日前後の日曜日に、『七夕踊』が踊られます。踊りの起源は約400年前に、島津義弘公の朝鮮の役の凱旋祝いに踊られたのが始まりとされ、厳しい戒律のもとで約300年もの間踊り続けれて来ました。現在は、国の重要無形民俗文化財に指定され、五穀豊穣を祈る祭りとして踊られています。踊りは、『つくいもん』(作り物)と呼ばれる虎や牛や鹿などの大きな張り子が登場して、狩人とユーモラスなパフォーマンスを繰り広げるのが特徴で、琉球王行列や大名行列などの行列が繰り出し、太鼓と鉦(かね)を持った20数名によって風流念仏(ふりゅうねんぶつ)太鼓踊りが踊られます。南国の開放感あふれる、素朴でおおらかな踊りの一端をアップしました。 (旅した日 2006年08月) |
槍や刀を持った狩人とのやり取りのパフォーマンスが面白い暴れ虎のつくいもん(作り物)。 |
木と竹で骨組みを作り、その上に布をかぶせ、頭が自在に動くように作られています。 中に八人が入り、三人の虎狩りがいます。 |
休んでいる狩人に、暴れ虎が近づいてきます! |
油断をすると大きな口に噛み込まれます。 |
孟宗竹で骨組みを作り、布をかぶせるて作った牛のつくいもん。牛使いのかけ声でうしろ足を高く上げます。 |
つくいもんの中には二十人が入っていて、牛の前後に二人の牛使いがいます。 |
暴れ牛を御す雰囲気がよく出ています。 |
竹で骨組みを作り、布をかぶせて作った鹿のつくいもん。中に四人が入り、三人の鹿捕りがいます。 |
鹿捕りの鉄砲で撃たれますが、突進したり噛みついたりを繰り返します。 |
やはり、竹で骨組みを作り、布をかぶせて作った鶴のつくいもん。中に一人が入ります。 一人餌まきがいて、餌をまくとそれをついばみます。 |
ゆっくりとした動きで鶴を表現しています。 |
島津義弘公の凱旋を祝して、はるばる琉球より来た琉球王の行列。 貢物をもって来る時の行列を表現しているそうです。 |
鉦(かね)、太鼓を持った青年や少年少女20数名によって踊られる太鼓踊り。 祭りは、クライマックスを迎えます。 |
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