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さつまのささ福かざり |
雛段に飾られたひな人形 |
『さつまのささ福かざり』は 鹿児島県薩摩郡さつま町の女性たちによって作られている 吊るし雛(びな)、いわゆる『さげもん』です。 |
『『山の幸・川の幸』のぬいぐるみ |
さつま町は、 竹の町です。ささ福の『さ』はさつまの『さ』を意味し、 『ささ』で笹を意味しています。 |
たくさん飾られた吊るし雛、いわゆる『さげもん』 |
作っているのは 『さつま町商工会女性部』『NPO法人 ひっ翔べ奥さつま探検隊』に所属する女性の方々と、 月2回開かれる教室に通っている人たちです。 |
ひな人形やまりなどの販売もされていました。 |
元々、『さげもん』は 福岡県柳川市に伝わる風習で、おんなの節句のために母親や祖母が子どもや孫の 幸せを願い作られてきたものです。 |
可愛い人形やウサギなどの細工物 |
一針一針作り上げた 『まり』と『細工物』をつるした昔の人の知恵と愛情がいっぱい 詰まった福寿縁起の宝物です。 |
さるぼぼやさかなの細工物 |
7連に糸を通したものが7つで、7×7=49。 |
メロンやバナナなど果物をかたどった細工物 |
人生50年と言われた時代に 女性は一歩引いて49年と配慮した意味を含ませ、さらに中央に2個を加えて、51個とし 50年より1年でも長生きできるよう願をかけます。 |
保育所の子どもたちの作品 |
その『さげもん』が近年、 他地域にも広がっていることを知り、人々が街を歩くきっかけになればと、 さつま町でも取り組むことになったのです。 |
保育所の子どもたちの作品 |
一つの小物を作るのに 2時間程度かかるそうです。毎年2月7日に開催される初市でお披露目され、今年は2月16日まで、 メイン会場と加盟店舗に飾り付けられました。 |
生涯学習講座の皆さんの作品 |
メイン会場には、 町内の保育所の子どもたちの作った吊るし雛や生涯学習講座の皆さんが 作った作品も展示されていました。 |
休憩所ではお茶がふるまわれていました。 |
メイン会場には、正月門松に使われた 孟宗竹を再利用して雛段が作られていました。また、休憩所が設けられ、 見物客にお茶がふるまわれていました。 |
門松の孟宗竹を再利用した雛段 |
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