北海道知事公館 三井合名会社の別邸として建てられたもので、昭和28年(1953年)から知事公館として使用されています。緑豊かな庭園は静かに散策を楽しめる札幌都心部のオアシスとして利用されているほか、館内の見学も可能です。建物は平成11年(1999年)10月に
文化財保護法に基づく登録有形文化財に登録されました。知事公館がある一帯は、明治8年(1875年)、開拓大判官松本十郎氏が酒田県(現在の山形県)旧鶴岡藩士族156名を札幌に招へいし、荒野の開墾に当たらせ桑苗を植え桑園を経営した跡で、現在も、ここから北側にかけては『桑園』(そうえん)の地名で呼ばれています。明治25年(1892年)頃、桑園は分譲され、大正4年(1915年)三井合名会社の手に入り、三井別邸として来客の応接等に使用していました。東西線・西18丁目駅下車4番出口から徒歩5分。正4年(1915年)、この敷地と邸宅を三井合名会社が購入して、三井別邸として来客の応接等に使用していましたが |