♪ラリアーネ祭り
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中世の宝石〜ローテンブルク − ドイツ
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フランクフルトから80km南下するとハイデルベルクです。ハイデルベルクから東へ100kmの、ちょうどロマンチック街道と古城街道が交差する位置にローテンブルク(Rothenburg)はあります。周囲を全長3.5kmの城壁にぐるりと囲まれた、中世の面影を今なお残す町は、中世の宝石と呼ばれています。赤い切妻屋根、かわいい看板、石畳の路地。城壁に囲まれた街並みは、まさにおとぎ話の世界そのままのようです。ローテンブルクは、一時は帝国自由都市として繁栄しますが、30年戦争と呼ばれるカトリックとプロテスタントの争い(1618〜1648年)に敗れた結果、荒廃し見捨てられました。見捨てられたことが幸いして中世の街並みを残せたのですが、第二次世界大戦で空襲を受け、町の4割が廃墟と化したと言われています。その後、人々の努力と国内外の援助によって修復がなされ、今日私たちは再び昔の姿を見ることができます。     (旅した日 2004年04月)


中世の宝石〜キュートな家並み
「市庁舎の塔」から眺めたローテンブルク市内の家並み(写真左上)。おとぎの国を思わせる建物(写真左下)。城壁通路から見る城壁の外の風景(写真右上・下)。
城壁
城壁と城壁に建つ塔(写真左)。城壁には通路があって、そこに上って歩くことができます。城壁通路から見たローテンブルク市内の佇まい(写真右)。
市庁舎前マルクト広場
マルクト広場と市庁舎(左)と宴会館(右)


マルクト広場(Marktplatz)
Marktとは市場の意味で、中世の時代から遠方からやってきた商人同士の取引が行われていた広場。今でも小規模の露天がでて果物などを売っています。
市庁舎(Rathaus)
13世紀のゴシック様式と16世紀のルネッサンスが折衷した庁舎。裏には、市内を一望できる「市庁舎の塔」が建っています。市庁舎の玄関から木造の狭い階段を登って塔に上がります。最後に料金取りの人にお金を払って、梯子を登って塔の外に出ます。
ローテンブルク名物「マイスタートゥルンクの仕掛け時計」
宴会館(Trinkstube)のマルクト広場に面した切り妻部分には、町を救ったマイスタートゥルンク(市長の一気飲み)の昔話しに由来する仕掛け時計が設置されています。定刻になると右の窓からヌッシュ老市長の人形が、左の窓からティリー将軍の人形が現れ、将軍がラッパを吹くとそれに答えて老市長が手にした大杯を口に傾けます。



市庁舎の塔の格子窓から見る宴会館(写真左上)
マルクト広場付近のそれぞれのお店やホテルでは、店先にかわいい看板がかざしてあります(写真左下)。
レポート・『町を救った市長の一気飲み』が参考になります。 → http://washimo-web.jp/Report/Mag-ikkinomi.htm
街並み
城壁通路から見た街並み(写真左上)。ローテンブルク市内にはあちこちにアーチ形のくぐり門があります(写真上右および写真下左)。石畳の街角を観光用の辻馬車が進みます(写真下右)。
  14〜15世紀にかけて建てられたゴシック様式の「聖ヤコブ教会」(下の左右の写真)は、十字架の中央にある水晶の容器の中にキリストの御血が保存されていると信じられていることから「聖血の祭壇」と呼ばれていることで有名です。


Das Prinzhotel Rothenburg
プリンツホテル・ローテンブルク ローテンブルで宿泊したホテル。 レーダー門に近い城壁の内側に位置するホテル。木組の枠を生かした壁の装飾と大きなオレンジ色の勾配屋根が印象的な外観のこじんまりしたホテルでした。

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