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お釈迦祭り − 鹿児島県志布志市 |
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お釈迦さまの誕生日4月8日を祝う行事である『お釈迦祭り』(花祭り)が、毎年鹿児島県志布志(しぶし)市でも行なわれています。志布志では、奈良時代の創建と伝えられ、観音菩薩を祀ることから『おかんのんさぁ』と呼ばれる宝満寺を中心にお祭りが開催され、『しがつようか(4月8日)』がなまり、『しがっじょか』と呼ばれています。古くは江戸時代より町を挙げて盛大に祝われていたようです。現在は、4月29日のみどりの日に行なわれています。宝満寺は、安産に御利益があることで有名で、お祭りでは花嫁を馬の背に乗せ花婿が手綱をひくシャンシャン馬行列のパレードが行なわれます。祭りの光景のいくつかをアップロードしました。(旅した日 2006年04月) |
男性上位といわれてきた鹿児島ですが、花婿が花嫁をエスコートして、微笑ましい光景です。 |
花婿の笑顔にも、花嫁の笑顔にも、幸せ一杯の気持ちが溢れていますね。お釈迦さまも当てられっ放しでしょうね。 |
今年は、初めて外国人の花嫁も参加しました。インド出身で香港在住の花婿と志布志市出身の花嫁です。 |
着物を着て慣れない乗馬、花嫁さん身体は疲れないでしょうか? |
可愛い稚児行列です。将来は、シャンシャン馬に乗りたいね。 |
お釈迦祭りに武者行列とは、ユニークですね。 |
外人さんも参加、鉄砲隊です。 |
いやぁ〜、なかなか堂に入った着こなしですね。 |
花嫁シャンシャン馬行列は宝満寺境内に集まり、新婚カップルが紹介されました。今年は、六組が参加しました。 |
宝満寺は「律宗秘山密教院宝満寺」と称し、奈良時代の神亀年間に聖武天皇が 皇国鎮護のため創建されたと伝えられています。正和5年(1316年)信仙上人が再建し、本山の奈良西大寺から運慶作の如意輪観音象を移し本尊としたといわれます。廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で壊されたあとお寺は途絶えていましたが、昭和10年(1935年)に、旧宝満寺境内に、現在の観音堂が建てられました。 |
お釈迦さまの誕生直後の姿といわれる誕生仏の像に甘茶をかけて洗い清めます。この風習は、もともとは香水(こうずい、仏様に供える水)をかけていたものが、江戸時代の頃から甘茶をかけるように変わったものだといわれます。 |
自分の年齢の数だけかけます。若い人は良いですけど、50数回かけるにはそれなりに時間がかかります。 |
お釈迦さまは、今から2500年前、王妃マーヤ(お釈迦さまの母上)が、白い象が天から降りてきた不思議な夢がきっかけで、花香るルンビニー園(現在のネパール王国内のヒマラヤ山脈の麓)で、王子お釈迦さまが4月8日に誕生しました。志布志のお釈迦祭りでは、行列にも白象が登場し、宝満寺境内には可愛い白象が飾られていました。 |
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