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阿蘇神社 おんだ祭り(御田植神幸式) |
阿蘇神社(楼門) |
阿蘇神社(あそじんじゃ)は、 熊本県阿蘇市の阿蘇山北麓に鎮座する神社で、全国に 約 450社ある阿蘇神社の総本社です。 |
本殿前に待機する田男、田女、牛頭人形 |
古代からの有力氏族である 阿蘇氏が現在も大宮司を務めます。全国的にも珍しい横参道で、参道の南には 阿蘇火口、北には国造神社が位置しています。 |
出発の準備が整った馬上の神職と早乙女 |
東向きに還御門、楼門、 御幸門があり、境内には社殿が3棟あります。日本三大楼門に数えられる楼門は、高さが18mあり、神社では 珍しい仏閣の様式で建てられた二層楼山門式です。 |
宇奈利が出てきます。 |
阿蘇開拓の祖神と 伝えられる、主祭神である男神・健磐龍命をはじめとして、二の神の 女神・阿蘇都比命ら十二神を祀る。 |
いよいよ阿蘇神社を出発です。 |
旧社格は、大正元年に 官幣大社62社の一つ。肥後の国一の宮で町名も一の宮町。 神徳は、厄除け縁結び、学業成績、交通安全。 |
一の御仮屋に向かう宇奈利 |
孝霊天皇9年6月、 健磐龍命の子で、初代阿蘇国造に任じられた速瓶玉命(阿蘇都比古命)が、 両親を祀ったのに始まると伝えられる。 |
唐櫃には御神饌が入っています。 |
阿蘇神社では年間を 通じて稲作に関する祭礼が行われます。その中で、毎年7月28日に行われる『御田植神幸式』、 通称『おんだ祭』とも呼ばれる行事が最大規模のものです。 |
阿蘇神社の神紋は『違い鷹』です。 |
神様がお乗りになった 4基の神輿(みこし)を中心に、田男・田女・牛頭などの農耕に関する人形等、 約200人の行列が青田の中を練り歩きます。 |
宇奈利の美しい眼差し |
その中で、神様のお食事が 入った唐櫃(からびつ)を頭に乗せた、全身白装束の宇奈利(うなり)と 呼ばれる14名の女性たちの姿が印象的です。 |
宇奈利の美しい眼差し |
神幸式はこの時期の稲の育ち具合を 神様にご覧いただくことによって秋の豊作を祈願するものです。お祭りの名称は、御田植神幸式と いうものの、実際に田植えを行うものではありません。 |
ご祝儀酒 |
すでに、この時期の稲は かなりの背丈まで成長しています。では、何をもって田植えとするのでしょうか。 行列には定められた道順があります。 |
田植えを模した御田植神幸式 |
神社を出発して途中、 二個所の御仮屋(休憩所)を経て、神社に戻ってきます。行程の中で、二箇所の御仮屋と 帰着後の神社において神輿に向かって苗が投げられます。 |
先導役に続いて、猿田彦面、神職、五色絹が。後方に宇奈利。 |
この行為を『田植え』と 称するものです。使用される稲は、おんだ祭用に特別に育てられた神事用のものです。そして、 たくさんの稲が神輿にのれば豊作になるとされています。 |
宇奈利がやってきました。 |
行列は、半日をかけて 駕輿丁(かよちょう=高貴な人物の載る駕輿(がよ)を担ぐことを主たる任務とした職員)が 御田歌を謡いながら遅々と進んでいきます。 |
根子岳を背景に田園をゆく宇奈利 |
阿蘇五岳の一つ 根子岳(ねこだけ)を背景に、先導役のあとに、猿田彦面、 神職、五色絹、そして宇奈利が行く。 |
宇奈利は行ってしまいます。 |
さらに、 馬に乗った早乙女、獅子持ちと鷹持ち、神輿と続く。古式ゆかしい、 のどかな時代絵巻が展開されます。 |
続いて、馬に乗った早乙女が。 |
念願だった『おんだ祭り』の撮影。 再三にわか雨に降られ、境内で待つこと3時間半、田んぼの畦に立って 待つこと3時間でしたが、念願叶った一日でした。 |
元気のいい獅子と鷹持の青年たち |
この『おんだ祭り』は、 『阿蘇の農耕祭事』として、国の重要無形民俗文化財に指定されています。なお、本ページの説明文は、 当日阿蘇神社で頂いたチラシを参考にさせて頂きました。 |
そして、神輿が行きます。 |
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