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南泉院の紅葉 |
11月の末、 甲突川の源流の一つが湧出する鹿児島市花尾町の山中にある 天台宗大雄山南泉院の紅葉を訪ねました。 |
盛りを過ぎた感の ある紅葉は周辺が枯れを深める分、色が際立ち、独特の雰囲気があります。 それが、寺院の境内の紅葉だとなおさらです。 |
鹿児島の南泉院は 東叡山寛永寺の末寺にて、宝永7年(1710年)第21代島津吉貴公が東照寺の 別当寺として、現在の照国神社の地に創建しました。 |
東叡山第5世准后宮一品公辨親王より、 大雄山仏日寺南泉院と称号を賜り、寺領500石三州天台宗の 触頭として、藩内有数の大寺院となっていました。 |
しかし、明治初年の 廃仏棄釈によりことごとく打ち壊され、爾来、この南泉院をはじめ天台宗の 寺院は再興されずに今日に至っておりました。 |
それを、平成9年(1997年) 現在の住職である宮下亮善さんが、この花尾の地を整備して宗教法人 大雄山南泉院として130年振りに再興されました。 |
現在の南泉院は、檀家を持たず、 伝教大師最澄の「忘己利他」を広布する修道所となっています。境内には、大日如来、不動明王、 日蓮髭曼陀羅、ミャンマー、シュエダゴンパコダなどがあります |
宮下亮善さんは、布教活動の一環として、 雨風から守られた安全な校舎で子供たちが勉強できるよう、ミャンマーの農村に20年間で 59校の小学校、中学校、保育園、寮を建設する支援をしてこられました。 |
宗教法人大雄山南泉院(だいゆうさんなんせんいん ) 所在地: 〒891-1101 鹿児島県鹿児島市花尾町3841 電話: 099-298-8247 |
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