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旅行記 ・南泉院の紅葉 − 鹿児島市花尾町  2023.11.26
南泉院の紅葉
11月の末、
甲突川の源流の一つが湧出する鹿児島市花尾町の山中にある
天台宗大雄山南泉院の紅葉を訪ねました。
盛りを過ぎた感の
ある紅葉は周辺が枯れを深める分、色が際立ち、独特の雰囲気があります。
それが、寺院の境内の紅葉だとなおさらです。
鹿児島の南泉院は
東叡山寛永寺の末寺にて、宝永7年(1710年)第21代島津吉貴公が東照寺の
別当寺として、現在の照国神社の地に創建しました。
東叡山第5世准后宮一品公辨親王より、
大雄山仏日寺南泉院と称号を賜り、寺領500石三州天台宗の
触頭として、藩内有数の大寺院となっていました。
しかし、明治初年の
廃仏棄釈によりことごとく打ち壊され、爾来、この南泉院をはじめ天台宗の
寺院は再興されずに今日に至っておりました。
それを、平成9年(1997年)
現在の住職である宮下亮善さんが、この花尾の地を整備して宗教法人
大雄山南泉院として130年振りに再興されました。
現在の南泉院は、檀家を持たず、
伝教大師最澄の「忘己利他」を広布する修道所となっています。境内には、大日如来、不動明王、
日蓮髭曼陀羅、ミャンマー、シュエダゴンパコダなどがあります
宮下亮善さんは、布教活動の一環として、
雨風から守られた安全な校舎で子供たちが勉強できるよう、ミャンマーの農村に20年間で
59校の小学校、中学校、保育園、寮を建設する支援をしてこられました。
宗教法人大雄山南泉院(だいゆうさんなんせんいん )
所在地: 〒891-1101 鹿児島県鹿児島市花尾町3841
電話: 099-298-8247

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