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旅行記  ・鍋ケ滝 − 熊本県阿蘇郡小国町 2019.03.29
 
なべがたき 
鍋ケ滝
熊本県阿蘇から
北の外輪山を越えて車で北へ25分ほど走れば阿蘇郡小国町
(おぐにまち)
中心部(道の駅・小国ゆうステーション)に着きます。
ここから車で
20分程度の北には杖立温泉、南東には黒川温泉があります。この小国町の
中心部から国道 387号線に入って西に5分ほど進みます。
右手に坂本善三美術館が
見えてきますので、滝を示す看板に沿って右折して進むと鍋ヶ滝
(なべがたき)があります。
滝の落差は10mしかないですが、幅が20mあります。
そして、この滝のいちばんの特徴は
滝の裏側が洞窟になっていて、裏に回って裏側からも滝を眺められることです。
そのため『裏見の滝』
(うらみのたき)とも呼ばれています。
鍋ケ滝ライトアップ in 2019
滝ができる以前は
この谷間に川が流れていましたが、約9万年前に阿蘇山が巨大噴火を起こした際に
川に火砕流が流れ込み堆積して滝が出来ました。
その堆積した固い岩石の下の柔らかい地層が
水に削られて、今のように滝の裏に空間ができました。滝の裏の大きな洞窟から、目の前に
絶え間なく落ちてくる水を見ると、まるでレースのカーテンのようです。
そのシルクのレースのような
水のカーテンから透けて見える景色は幻想的です。新緑の季節や紅葉の季節には、
さらにすばらしいそれぞれの雰囲気があることでしょう。
春限定でライトアップされ、
幻想的で珍しい滝のライトアップを見ることができました(2019年は3月29日(金) 〜
4月3日(水))。時間は18:00〜21:00までライトアップされました。
 
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