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室戸岬 |
室戸岬 |
室戸岬 高知県室戸市に属し、太平洋(フィリピン海)に面する岬。国の名勝(1928年指定)および室戸阿南海岸国定公園に指定されている。安芸山地が太平洋に落ち込む南端。太平洋に大きく突き出し、紀伊水道と土佐湾を分ける。泥岩・砂岩・斑れい岩により、海岸段丘や岩礁、奇岩が形成されている。冬でも温暖で、亜熱帯植物が繁茂する。 |
室戸岬灯台 |
室戸岬灯台 戸岬付近の高台に立つ白亜の鉄造灯台。光達距離26.5海里(約49km)は日本一。また、日本に5箇所しかない直径2.6メートルの第一等フレネル式レンズを備えた第1等灯台でもある。1899年(明治32年)に初点灯された。鉄製で白一色に塗装され、現在も原形を保っている。当初は石油ランプであった。その歴史的価値から海上保安庁によってAランクの保存灯台にも指定されている。 |
室戸青年大師像 |
室戸青年大師像 |
室戸青年大師像 約1,200年前、19歳の若き空海(弘法大師)が修業の場として選んだのが室戸岬だった。波に浸食されてできた洞窟・御厨人窟(みくろど)に寝起きし、隣の神明窟(しんめいくつ)で、空と海だけを眺めて修行。難行苦行の末に悟りを開いたと伝えられている。 |
御厨人窟 |
御厨人窟(みくろど) 法大師(空海)が難行苦行を重ねて虚空蔵求聞持法(真言を百日間かけて百万回唱える修行で、あらゆる経典を記憶し、理解して忘れることがなくなるといわれる)を修められ、かの有名な三教指帰(弘法大師空海の出家宣言の書)の悟りを開かれたと伝えられる由緒ある海食洞(波の力によって削られた洞窟)。 |
ビシャコ巌 |
ビシャコ巌 昔この巌(いわ)の付近に『おさご』と呼ばれた美人が住んでいた。その余りの美しさに多くの男たちが朝夕舟を漕ぎよせて来て彼女に愛を求めようとしたが、彼女はその煩しさに耐えかねてついに美女が生まれないように祈 りながらこの巌頭より投身したと伝えられている。しかし、それでも室戸には沢山の美人が生まれたという。 |
弘法大師 行水の池 |
かんじょうがはま |
灌頂ヶ浜 |
灌頂ヶ浜 |
灌頂ヶ浜 室戸岬灯台を見上げる海岸は灌頂ヶ浜と呼ばれる。弘法大師が灌頂(かんじょう)の会式(水を頭頂に注ぎ、悟りの位に達したことを証する儀式)をしたと伝えられる浜。太平洋に向かって、大きな岩礁が突き出ている。砂浜とむき出しになった岩が混在する景色は室戸岬を代表する景観の一つである。 |
むき出しになった岩礁 |
アコウ |
アコウ |
アコウ アコウ(榕、赤榕などと書く)は、クワ科の半常緑高木で、幹は分岐が多く、枝や幹から多数の気根を垂らし、岩や露頭などに張り付く。新芽は成長につれ色が赤などに変化し美しい。イチジクに似た形状の果実は熟すと食用になる。日本では、紀伊半島及び山口県、四国南部、九州、南西諸島などの温暖な地方に自生する。 |
アコウ |
種子は鳥類によってアカギやヤシなどの樹木の上に運ばれ発芽して着生し、成長すると気根で親樹を覆い尽くし、枯らしてしまうこともある。これは熱帯雨林などの中で素早く光の当たる環境を獲得するための特性である。琉球諸島では、他の植物が生育しにくい石灰岩地の岩場や露頭に、気根を利用して着生し生育している(ウィキペディアより)。 |
アコウ(新芽) |
中岡慎太郎 |
中岡慎太郎像(本山白雲・作) | |
中岡慎太郎 1838〜1867年。幕末の尊攘派志士。現・高知県安芸郡北川村生まれ。文久1年 (1861年) 武市瑞山の編成した土佐勤王党に入り、翌 2年五十人組を組織して藩主を護衛し、上京して尊王運動に奔走したが、藩論が公武合体に傾くと脱藩して長州に走り、以後、長州藩で活動。元治1年 (1864年) 禁門の変にも従軍して負傷した。海援隊の坂本龍馬とともに、薩長同盟の成立に奔走、武力討幕の計画を立てていたが、京都河原町の商家近江屋で坂本龍馬と謀議中襲われ、殺害された。この像は、昭和10年安芸郡青年団が主体となって建てられました。 | |
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タービダイト層の生成過程 |
タービダイ層 未固結の砕屑粒子が水中で攪拌され混濁し、周囲の水よりも密度の高い状態となって、重力の影響で水底斜面を流れ下り、平らな水底面上に広がる流のことを混濁流(Turbidity current)とよぶ(写真上)。混濁流の発生原因として、地震に伴う海底地すべりや津波、海底火山噴火などとが考えらている。 |
タービダイト層 |
タービダイト層は、水底斜面を流れ下ってきた混濁流が激しい流れによって深海に運ばれて水平に積もったものである。最初に粗い粒が、その上に細かい粒が降り積もります。これを何度も繰り返し、砂と泥の互層ができます。室戸岬のタービダイトは、水平に堆積した後、回転して立ち上がったので、縦向きの縞模様になっている。 |
タービダイト層 |
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