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馬瀬(まぜ)を訪ねて |
黒石地区の遠景 |
岐阜県下呂駅から 北北西に10キロほどのところに、『日本で最も美しい村連合』へ加盟している、人口1,200人台の 小さな村、下呂市馬瀬(まぜ)があります。 |
中切地区の遠景 |
写真に見るように、 美しい村だけど、いざどこかに行こうとしてもこれと言ったものは何にもない、 スーパーもコンビニも、信号も、自動販売機もない。 |
西村地区の遠景 |
その代わりに、 村全体が丸ごと公園になるような景観と環境があり、それを守る 住民の自主的な地域づくりがある村。 |
中切地区の風景 |
村を歩けば、 各家庭の庭先や菜園、石垣は綺麗に手入れされ、田んぼの土手の草刈りを する人や道路を整備する人たちに出会います。 |
草刈りをする人 |
馬瀬の 美しい景観は、そこに暮らす住民の朝夕の自主的な活動に よって保たれているのです。 |
夏休み |
実は、馬瀬には、 住民たちの自主的な地域づくりを進めるために住民自らが定めた 『馬瀬地方自然公園住民憲章』があるのです。 |
中切地区の風景 |
これは、フランスの 地方自然公園制度を手本に作られたもので、地域全体を「馬瀬地方自然公園」として、住民主体の 地域づくり団体が景観づくりに取り組んでいます。 |
黒石地区の風景 |
アユ釣り選手権大会 |
アユ釣り競技中の釣人(馬瀬川) |
馬瀬村を流れる清流『馬瀬川』は、 岐阜県高山市に源を発し、やがて飛騨川に合流する木曽川水系の一級河川です。 水質がよく、特別天然記念物のオオサンショウウオが生息します。 |
アユ釣り競技中の釣人(馬瀬川) |
上流域には豊かな天然林が 広がり、「全国水の里百選」や「水源の森百選」、「平成の名水百選」などに選ばれています。中流部では 峡谷を形成し、キャンプ場が点在、夏を中心に観光客でにぎわいます。 |
アユ釣り競技中の釣人(馬瀬川)』 |
馬瀬川は、 屈指のアユ釣り場として全国的に知られています。アユ釣りの人たちのために、 村の要所要所にトイレや休憩所が建てられています。 |
アユ釣り競技中の釣人(馬瀬川)』 |
馬瀬川の鮎は、 味、香り、形がよいことで有名で、平成19年に「全国利き鮎会 in TOKYO」で グランドチャンピオンに輝いたそうです。 |
第47回報知アユ釣り選手権の会場(中切地区) |
たまたま、 訪ねた日にアユ釣り選手権をやっていました。全国から126名の参加があったそうです。 初日にベスト8が出揃い、翌日決勝戦が行われました。 |
要所要所に建てられているトイレ |
西村地区にある さとやまレストラン『みず辺』で昼食に頂いたアユの塩焼きと 朝とれトマトを頂きました。 |
休憩所 |
そのレストランに、 『美食の大家・北大路魯山人によると、鮎は頭から順次にかぶって食うのが、真の鮎食いの食い方だ』と いう解説があったので、頭から尻尾までがぶって全部食べました。 |
アユの塩焼きと朝とれトマト |
石彫シンフォニウム |
石彫作品と中切地区の風景 |
中切地区のど真ん中の 十字路の一角に石彫りの作品を置いてあるので写真を撮っていると、通りかかった車から 同年代ほどの男性が降りて来られました。 |
石彫作品(中切地区) |
そして、『写真を撮って もらって有難う。ここに置いてある作品は、娘が多摩美術大学在学中に つくったものです』と教えてく下さいます。 |
石彫作品(中切地区) |
大学に置いておくと邪魔なので、 持って帰るようにいわれ、10トントラックで運び、たまたま休耕になっていた このわが家の田んぼに置いたものだそうです。 |
石彫会場 |
娘さんは名前を 葛本磨美(旧姓見廣)さんといい、現在中学校の美術教諭をされているとのこと。馬瀬川の方を 見るとテントが張ってあって『石彫会場』とあります。 |
制作中の5人の石彫作家(手前が葛本さん) |
葛本さんは、 石彫刻家仲間と作品を制作中でした(写真手前が葛本さん)。シンフォニウムとは、 村に石彫音を響かせようという意味のようです。 |
Art Gig(アートギグ)のポスター |
馬瀬村では 『アートで遊ぶ馬瀬の夏休み』を合言葉に、他にいろいろな文化的取組みが、 さりげなく実施中でした。 |
ドームペインティング |
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