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松下美術館 |
松下美術館・1号館および受付 |
錦江湾の最も奥まった湾岸沿いに 位置する霧島市福山町は桜島を南西に眺める風光明媚なところです。黒酢の里として知られ、 醸造会社の庭に約1万個の酢壺が並ぶ風景を見ることができます。 |
追悼の記 |
その福山町にある松下美術館は、 知的障害者更生施設・福山学園、医療福祉センター・オレンジ学園、福山病院(精神科・心療内科等)などの 医療・病院施設が建ち並ぶ敷地内に、1号館から6号館まであります。 |
隣接する病院、医療施設の建物 |
美術館で頂いたチラシに、松下美術館について以下のようにあります。 |
2号館入口から見上げた景色 |
松下美術館は隣の福山病院の 初代院長・松下兼知が昭和58年(1983年)に開館しました松下兼知は幼少より絵を描くのを好み 画家になりたいと思っていましたが、長崎医大に進学し医者になりました。 |
2号館のステンドグラス |
それでも絵画への思いを断ち切れず 長崎医大に在学中上京し、児島善三郎という画家の指導を受けたことがあります。 戦争末期、長崎医大の助教授だった兼知は原爆に遭いました。 |
3〜6号館への通路 |
鉄柱の下敷きになりましたが 奇跡的に助かりました。しかし、原爆症に苦しむことになり、3年後に長崎医大を 退職し福山町で療養、精神病院を開院しました。 |
3号館 |
長崎医大のころから絵画の収集を始め、 医師の研修などで海外を訪れた時には海外の風景をスケッチしたりしていました。 そして、ヨーロッパではどんな小さな田舎町でも教会には宗教画があり、 |
4号館 |
また小さな美術館もあることに気付きました。 「ヨーロッパでは子供たちの身近に本物の作品がある。そして、それらの絵を 見て育った子供たちの中からまた有名な画家が生まれる。 |
6号館入口 |
福山にも本物の 絵を飾り子供たちが文化に触れる場所を作りたい、人々の心を潤し 地域に貢献したい」と願いこの美術館を開設しました。 |
6号館に隣接する茶室 |
【松下美術館・データ】 開館時間 10:00 〜 17:00 (最終入館は16:30まで。6号館までご覧頂くのに、1時間から1時間30分ほどかかります。) 休館日 月曜日、12月31日・1月1日 (月曜祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館となります) 料金 一般500円、大学・高校生300円、小・中学生200円 (20名以上団体割引、障がい者割引があります。) 公式ホームページ → http://www2.synapse.ne.jp/matsushita/matushita_index.htm |
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