♪Prologue
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黒酢を訪ねて − 鹿児島県霧島市福山町
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鹿児島湾の最も奥まったところに広がる霧島市。そのまた東端部の、桜島を斜め後ろから望む位置に、黒酢のふるさと霧島市福山町があります。前面に鹿児島湾の海原が広がり、後背に急斜面のシラス台地が迫る、人口 7,500人弱の風光明媚な町では、アマン壷(つぼ)と呼ばれる壷の中で自然発酵させる世界でも類をみない方法で『黒酢』の製造が続けられています。 幾千ものの酢つぼが畑に野ざらしに並べてあって、辺りには甘い匂いが漂っています。黒酢には、赤血球をしなやかにし血液が固まるのを防止する効用があります。あなたも、約 200年の伝統を引き継いでつくられている福山のつぼ造り純米酢はいかがですか。坂元醸造(株)の壷畑を訪ねました。『レポート ・黒酢物語』も併せてご覧下さい。   (旅した日2006年09月)


福山町
福山町は、前面に鹿児島湾の海原が広がり、後背に急斜面のシラス台地が迫る人口 7,500人弱の風光明媚な町です。

壷畑
鹿児島湾の海原と桜島を背景に、野ざらしに並べられた酢壷(つぼ)。写真に写っている酢壷は約1万個です。坂元醸造全体では、約4万個にのぼるそうです。仕込みは、春(4月〜6月)と秋(9月〜10月)の年2シーズン行なわれます。
並べられいる壷は薩摩焼の壷です。発酵の状況は壷で異なり、一個一個が独立した工場のようなものだそうです。壷畑のある地区を歩くと、酢の発酵する甘い匂いが漂ってきます。
背後の山に囲まれて
壷畑は、背後のシラス台地の切り立った山に囲まれているため、台風の風の影響をあまり受けずにすみ、壺の上にただ乗せてあるだけの蓋(ふた)が風で飛ぶことはないそうです。仕込みから約2週間でアルコール発酵が始まります。
アルコール発酵が始まる段階になると、壷の蓋を開けて耳を近づけると、『ブツブツ』という黒酢のささやき声(アルコール発酵の音)が聞こえるそうです。一つ一つの壷のささやき声を聴きながら黒酢つくりが行なわれています。

くろず情報館
約1万個の酢壷の並んだ壷畑を見下ろす場所にある『くろず情報館・壷畑』。黒酢の歴史やつくり方などを知ることができます。ちなみに、『壷畑』は登録商標になっています。
マイカーや観光バスで年間2万人の人が訪れるそうです。一年もの、ニ年もの、三年ものの黒酢やリンゴ黒酢のほか、黒酢の応用製品の販売もされています。
くろず情報館からガラス越しに壷畑を見ることができます。

土産に買いました・・・
自宅への土産に『薩摩黒酢(2年もの)』(写真右)と『天寿りんご黒酢』(写真左)を買って帰りました。いずれも、360mリットルで値段は 1,575円(税込)。700mリットル入りも販売されています。飲み方は、例えば、黒酢はジュース割の場合、大さじ1杯(15mリットル)を150〜200mリットルのジュース(野菜あるいはフルーツ)で薄めて飲みます。りんご黒酢は、1日30mリットルを水などで4〜5倍に薄めて飲みます。
 坂元醸造(株)の公式ホームページアドレスは → http://www.kurozu.co.jp/
 レポート ・黒酢物語
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