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| 旧増田家住宅の煙いぶし(燻蒸) |
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| 石蔵に蓄えてある杉の葉を運ぶなど、煙いぶしの準備です。 |
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| 準備が終わって、いよいよ着火です。 |
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| 着火約20分後、家の中は煙が充満です。 |
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| まるで夜霧のようです。 |
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| 天井にたなびく煙(「座敷」で) |
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| 「煙いぶし作業中」の貼り紙が |
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| 二棟の間に設けられた樋からも煙が |
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| 煙が茅葺を這って登って行きます。 |
| 編集後記 |
| かつて茅葺屋根の家には囲炉裏がありました。暖をとり煮炊きをするほかに、家をいぶす役割があったのですね。囲炉裏から立ち上がる煙には、茅葺屋根を防虫、防腐、殺菌する効果があり、柱や梁にすすを付着させることで家の耐用年数を高めました。鹿児島県薩摩川内市入来町にある旧増田家住宅(国有形文化財)では、毎月第三月曜日に囲炉裏で杉の葉を燃やして茅葺屋根をいぶす作業(燻蒸=くんじょう)をわざわざ行っています。写真を撮ったこの日は、小雨の降る風のない日でした。煙いぶしに最適な気象条件だったようです。2022.10.17。 |
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