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旅行記 ・康楽館 − 秋田県鹿角郡小坂町 2016.07.14
 国重要文化財
康楽館
新地中華街前を走る路面電車
康楽館(こうらくかん) 康楽館は、秋田県鹿角郡小坂町にある小坂町立の芝居小屋。建物は国の重要文化財である。旧金毘羅大芝居(香川県仲多度郡琴平町)や永楽館(兵庫県豊岡市)とともに、日本最古級の劇場の一つとして知られる。2011年(平成23年)に指定管理者制度を導入し、町の直営から第三セクター企業小坂まちづくり株式会社の管理に移行した。
長崎新地中華街・北門(玄武門)
明治43年(1910年)小坂鉱山の厚生施設として誕生。昭和45年(1970年)建物の老朽化やカラーテレビが普及したことにより、舞台演劇が衰退し、いったん一般興行が休止となる。昭和61年(1986年)秋田県指定有形文化財に指定。同年7月再開館。平成14年(2002年)小坂鉱山事務所とともに、国の重要文化財に指定される。
熱烈歓迎の唐人屋敷案内板
木造2階建、切妻造妻入りで、屋根は銅板葺(当初は杉板葺)とする。平面規模は正面約28.2メートル、奥行約38.2メートル。小坂鉱山を経営していた合名会社藤田組によって建てられたもので、棟札により明治43年(1910年)の建築であることが判明する。設計者は小坂鉱山工作課営繕掛長の山本辰之助とされる。
下見板張りの白塗り、上げ下げ式窓と鋸歯状の軒飾りが並び洋館風の外観を持つ一方、桟敷、花道、切穴など典型的な和風芝居小屋の内装で、和洋折衷の造りが特徴である。当館は、日本最古の芝居小屋を自認している。正確には移築や復元を行わず、現在も利用されている木造芝居小屋として最古である。〜 康楽館 - Wikipedia より。
昭和42年当時のポスターと『天空の魚影』ポスター
回り舞台の床下、いわゆる奈落(ならく)では、4人の人力によって回す仕掛けが 100年経った今でも現役で稼働している。開演前または開演後に黒子(ガイド)が館内の歴史や舞台装置などを案内する。回り舞台など昔ながらの舞台の仕掛けや歌舞伎役者などのサインが残る楽屋は必見。
康楽館前の明治百年通り
訪問した日(2016年7月14日)は、康楽館『常打芝居』として、苦節22年の苦労と努力によって十和田湖のヒメマス養魚事業を切り開いた和井内貞行(わいないさだゆき、1858〜1922年)夫妻の実話をもとにした『天空の魚影』(劇団誠流「星誠流」座長作・演出)という芝居(上に掲載のポスター)が公演中だった。
明治百年通り
 
   旅行記 ・小坂鉱山事務所
 
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