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旅行記 ・出水の養殖海苔漁− 鹿児島県出水市  2024.01.19
出水の養殖海苔漁
12時45分、養殖海苔の出漁です。
1月下旬、鹿児島県出水市では
1万羽を越える鶴が同市の荒崎と東干拓の2カ所の人工ねぐらで、集団越冬を続けています。
その荒崎の東に隣接する福ノ江海岸では海苔の養殖がおこなわれています。
漁場へ着きました。
1月18日海苔漁が始まりました。
出水は日本で最南端の養殖地です。そして、出水では、現代の海苔養殖では一般的になっている酸処理法に
よらない伝統製法いわば無農薬栽培による海苔づくりを守り続けています。
海苔漁の準備です。
収穫は3月上旬まで
続き、2月の節分の恵方巻用海苔として出荷されるのを始め、
約1万枚の海苔が生産されるそうです。
養殖網で生長した海苔を機械で刈り取っていきます。
現在の海苔養殖の99%は、
海苔を海に漬けっぱなしにする方式で行われています。この方法は、より早くより多くの海苔が
養殖可能な、大量生産向けに生み出された養殖方法です。
もう一組が漁に加わりました。
しかし、ずっと海に漬けっぱなし
という不自然の環境で育つため、海苔が病気にかかりやすくなります。そこで、
「海の農薬」と言われる「酸処理」が必要となるわけです。
二組で海苔漁です。
酸処理は、酸処理剤が
入った箱船に海苔網を浸してから海に入れ、海苔に殺菌処理を施します。
酸処理剤は、海を汚す原因になりかねません。
先発の一組は収穫した海苔の積込みです。
一方、出水では、遠浅の地形を利用して
支柱式という方法で海苔を育てています。引き潮の時には、海苔が海面に出て天日にあたるようになっています。
光合成がさかんになり、アミノ酸保有量が増え、病原菌も日光が殺菌してくれます。
そして、つぎの漁場へ移動していきました。
潮が満ちて海水に浸かると、
今度は海水のミネラルで成長していきます。この方法による海苔づくりは大変な時間と労力がかかりますが、
海や浜を汚さず、風味豊かな質の高い海苔がつくれるそうです。
別の箇所でも漁が始まりました。

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