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阿久根駅 |
阿久根駅の駅舎外観 |
肥薩おれんじ鉄道は、2004年3月に JR九州の鹿児島本線の一部、熊本県八代市の八代駅から鹿児島県薩摩川内市の川内駅間の 路線が経営移管され、第三セクターの鉄道として発足した鉄道です。 |
正面玄関のデザイン |
阿久根駅は、鹿児島県阿久根市にある 肥薩おれんじ鉄道の駅です。 国鉄およびJR九州の鹿児島本線時代には特急や寝台特急、夜行列車などが 停車する駅でしたが、経営移管後も肥薩おれんじ鉄道の主要駅の一つになっています。 |
水戸岡鋭治氏のデザイン |
肥薩おれんじ鉄道という名前は、 風光明媚な海岸線が連なる、甘夏みかんなどの柑橘類の産地を走ることに由来します。阿久根も、 ボンタンやデコポンなどの柑橘類が全国有数の生産高を誇っています。 |
木がふんだんに使われています。 |
特に特産物のボンタンは、 江戸時代の元禄〜安永年間の頃、中国の貿易船が難破して阿久根に漂着し、船長の謝文旦から 救助のお礼に贈られたといわれ、阿久根が日本伝来の地となっています。 |
図書室コーナー |
一方、阿久根漁港には、東シナ海が育んだ多様な 魚種が水揚げされます。近海で獲れるアジ、イワシ、きびなご、タカエビ等、お刺身はもちろんのこと、 老舗の水産加工場が多く、港町ならではの新鮮な魚介類を使った加工品も人気です。 |
映画『かぞくいろ』(2018年公開)のポスター |
阿久根駅の駅舎は、 国鉄時代から使われてきた駅舎が老朽化していたことなどから、阿久根市が総事業費 約2.1億円を投じて、2013年10月より改修工事がおこなわれました。 |
暖簾風のエントランス |
2014年(平成26年)5月に 『にぎわい交流館阿久根駅』として新装開業しました。駅舎は、『ななつ星in九州』や観光列車 『おれんじ食堂』を手がけた工業デザイナー水戸岡鋭治氏のデザインです。 |
『キッズスペース』で過ごす母娘 |
駅舎の内装には、阿久根付近で伐採された木材が ふんだんに使われており、多目的に使用できる駅ホール(待合室)やキッズスペース、食堂、 図書コーナー、カフェ、阿久根の特産品が並ぶ売店などがあります。 |
切符売り場と改札口 |
駅構内に出店している『阿久根屋』は、阿久根の豊富な 特産品の中から選りすぐりのものを並べ、食堂では、漁港のまち・阿久根の新鮮魚介を味わえる 『さば飯』・『あじ飯』などのメニューやオリジナルあくねやバーガーが人気です。 |
イベントホールを兼ねた待合室 |
ポスターが張ってある 映画『かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発』は、地方のローカル線を舞台に鉄道にまつわる人々の 人生をつづったヒューマンドラマ『RAILWAYS』シリーズ第3作。2018年11月公開。 |
電車を待ちます。 |
監督・脚本、吉田康弘 出演、有村架純、國村隼ほか。肥薩おれんじ鉄道を舞台に、阿久根市大川を中心にロケが行われました。 有村架純が肥薩おれんじ鉄道の運転士を目指すシングルマザーの女性を演じています。 |
2番ホームの風景 |
ホームには1番のりばと2番のりばがあります。 2番のりばは屋根付きの待合所にたくさんのイスが並べられ、花壇もあって綺麗に花が植えられていますが、 列車は上りも下りも基本的に1番のりばに停車し、2番のりばは列車交換時に使われます。 |
1番ホームへ入る上りの列車 |
熊本県芦北町が舞台モデルになっている、 小坂泰之氏の原作漫画をアニメ化した『放課後ていぼう日誌』と肥薩おれんじ鉄道のコラボ企画で 実現したのが、TVアニメ『放課後ていぼう日誌』ラッピング列車です。 |
ホームで切符を回収する駅員さん |
都会から田舎に引っ越してきた鶴木陽渚は、 生き物が苦手なインドア派。手芸部に入って楽しい高校生活を過ごす予定が、ひょんなことがきっかけで 謎の『ていぼう部』に入部させられてしまい、釣りをはじめることに・・・。。 |
TVアニメ『放課後ていぼう日誌』ラッピング列車 |
その他、肥薩おれんじ鉄道のラッピング列車には、 2023年4月現在、くまモンラッピング列車1号〜3号、 JNCラッピング車両、台湾鉄路ラッピング車両、 開業100周年ギャラリー号、かごしま国体ラッピング車両があります。 |
次の『折口駅』へ向けて発車しました。 |
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