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♪月光(ベートーヴェン) |
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震洋特攻隊基地跡/聖ヶ浦− 鹿児島県南九州市知覧町 |
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知覧といえば陸軍特攻基地があったことで余りに有名ですが、薩摩半島南海岸の聖ヶ浦(ひじりがうら)という入江に、本土決戦を想定した海軍特攻基地があったことはあまり知られていません。1944年6月、マリアナ沖海戦で大敗北を喫した日本海軍は、戦局が悪化する中で、空母機動部隊の再建を事実上あきらめ、特殊奇襲兵器を優先的に開発準備するようになります。この構想に基づきつくられたのが、小型のベニヤ板製モーターボートに炸薬(さくやく)を搭載し、搭乗員が乗り込んで敵艦に体当たりする特殊奇襲兵器・『震洋』(しんよう)でした。聖ヶ浦には隊員約180名が配置されましたが、出撃が行なわれる直前に終戦を迎え、敗戦に消えた『幻の特攻基地』となりました。震洋隊基地跡のモニュメントが設置されている聖ヶ浦を訪ねました。 (旅した日 2008年08月) |
聖ヶ浦(ひじりがうら)ポケットパーク |
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聖ヶ浦 |
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−補遺− 震洋は、第十八震洋隊長として加計呂麻島(奄美大島)に駐屯するも、出撃前に終戦を迎えた小説家・島尾敏雄でその名が知られています。当時の状況は、駐屯中に知り合った大平ミホ(後の妻)との逢瀬を描く『島の果て』、特攻隊員として出撃を待つ『出発は遂に訪れず』などで述べられています。また、聖ヶ浦から西に20数kmのところにあった坊津の震洋隊基地に海軍通信下士官として赴任した小説家・梅崎春生は、その経験に基づいて『桜島』『幻化』を書きました。 【参考にしたサイト】 ・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |
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