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旅行記 ・初恋通り − 熊本県水俣市 2015.01
初恋通り
初恋通り』と呼ばれる商店街通り
熊本県水俣市の
市街地をほぼ東西に横切る国道3号の北側にある商店街の
通りの愛称が『初恋通り』です。
『初恋』の歌碑と赤い郵便ポスト
熊本県水俣市は、平成11年6月に
46歳の若さで亡くなったシンガー・ソングライター、村下孝蔵さんの故郷で、村下さんは
中学校時代までを水俣で過ごしました。
『初恋』の歌碑
村下さんのヒット曲『初恋』を顕彰する
高さ90センチ、幅1メートル60センチの歌碑が、2013年11月、水俣市の
『ふれあい一番街商店会通り』に設置されました。
垂れ幕(写真上)とコンサートのチラシ(下)
村下孝蔵(むらした こうぞう)
1953年2月28日〜1999年6月24日。日本のシンガーソングライター。『初恋』『踊り子』『ゆうこ』『陽だまり』などのヒットで知られる。水俣市立水俣第一小学校、水俣市立水俣第一中学校、鎮西高等学校、日本デザイナー学院広島校インテリアデザイン科卒業。最盛期には水俣市と周辺に7軒の映画館を経営した資産家の第3子として水俣市に生まれる。小学生の頃よりエレキギターに興味を持つが、水泳部の特待生として鎮西高等学校(熊本市内)に入学。卒業後、水泳で新日本製鐵八幡製鐵所に入るも同年退職。父親が映画館を廃業して東洋工業に転職していたことがあって、音楽中心の生活を目指して広島へ移る。日本デザイナー学院広島校を卒業後、ヤマハ広島店に就職しピアノ調律師に。1979年、CBSソニーの全国オーディションに応募し、グランプリを獲得。27歳の1980年『月あかり』でプロデビュー。30歳の1983年発売のシングル『初恋』が50万枚のヒットとなるがこの頃肝炎を患っていた。1999年6月20日、駒込のスタジオでコンサートのリハーサル中に突然体調不良を訴え、4日後の6月24日に死去。享年46。死因は『高血圧性脳内出血』であった(2)
中少女キャラを使ったポスター
楽曲『初恋』
『初恋』は村下さんのデビュー4年目、5枚目のシングルA面の曲。のちに同年発売のアルバム『初恋〜浅き夢みし〜』の1曲目として収録された。50万枚以上を売り上げ村下さんにとって最大のヒットとなった。『初恋』のジャケットは、当初村下さんの横顔の顔写真だったが、途中から村上保氏の切り紙絵に変わった。この楽曲は、実際に村下さんの初恋の相手だったという実在の女性がモデルであり、村下さんが音楽番組で当曲を披露した際にゲスト出演したことがあるそうである(3)。この曲は、30名を超える歌手によってカバーされ、歌い継がれている。
歌碑には、少年の切なく揺れ動く
心模様を描いた『初恋』の歌詞が刻まれ、歌碑の側には、ラブレターにちなみ、
昔ながらの赤い郵便ポストが設置されました。
『初恋通り』
さらに、商店会は
歌碑に合わせて、全長333メートルの同商店街の愛称を『初恋通り』と改名し、
地域活性化に向けた取り組みを始めました(1)
小高い山を背にした『初恋通り』の風景
『初恋』のレコードジャケットを手掛けた
切り絵作家、村上保氏に協力を依頼し、ジャケットに登場した少女キャラを使った
オリジナルポスターなどが制作され、通りに掲出されています。
灯りがともされた『初恋通り』
村下孝蔵さんが生きていたら
62歳になる2015年2月には、『2015年村下孝蔵をしのぶConcert』が
市内の会館で開催されるそうです。
村下孝蔵 - 初恋 YouTube
【参考サイト】
(1)『村下孝蔵氏の故郷、熊本・水俣に「初恋通り」誕生』 〜 産経ニュース(2013年12月13日配信)
(2) 村下孝蔵 - Wikipedia

(3) 初恋 (村下孝蔵の曲) - Wikipedia
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