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| 棚田を訪ねて（９）− 佐賀県玄海町・唐津市 |
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| 大小の島々が点在する佐賀県北部海岸（玄海国定公園）の景観は、かつて弘法大師がその美しさに筆を投げたと伝えられるほどの絶景ですが、その景観を背景にした浜野浦の棚田や大浦の棚田のまたすばらしいこと。長崎県福島町土谷の棚田同様、日本の棚田百選の中でも指折りの棚田です。５月に入って、あちこちで田植えが始まったばかりというのに、これらの棚田ではすでに農家の方々が一斉に田植えを終えていて、お蔭で素晴らしい棚田の風景を目にすることができます。農家の方々の並々ならぬご努力に感謝です。夕陽が沈む光景や漁火舟が行き交う光景が素晴らしいことで知られている棚田ですが、生憎天候に恵まれず今回は遭遇できませんでした。またの楽しみとして、今回は雨に煙る棚田の風景をアップロードしました。 （旅した日 2006年5月6日） |  |
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| 浜野浦の棚田（佐賀県玄海町） 浜野浦海岸に流れ込む浜野浦川に沿って形成された浸食谷に、昔から築かれてきた棚田です。大小280枚余の田からなっていて、面積は11.5haあるそうです。浜野浦の棚田の一番の魅力は、田植えの時期の夕暮れ時、棚田に張られた水が夕陽を反射して作り出す幻想的な風景だそうです。 |
| 大浦の棚田 |
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| 大浦の棚田（佐賀県唐津市肥前町） 大浦の棚田は、伊万里湾を眼下に見下ろす眺望のすばらしい高台に開けています。耕地面積は30ヘクタールあり、棚田枚数も1960年（昭和35年）頃は1,200枚をこえていましたが、後継者不足や高齢化等により年々減少し、現在は1,060枚を数えるそうです。棚田の歴史は古く、鎌倉時代から江戸時代にかけて営々と築かれたものだと言われています。 |
| 農家の風景 |
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| 肥前町中浦あたりの農家の風景。田んぼと伊万里湾の風景を見下ろす高所に民家が軒を連ねています。赤瓦で葺いた屋根のがっしりした家が目に付きます。 |
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