♪Forever Smile
TAM Music Factory
棚田を訪ねて(8)− 長崎県福島町土谷
                        (
佐賀県伊万里市から川を渡る感覚で福島大橋を渡れば、伊万里湾の玄海国定公園に浮かぶ東西6km、南北7.3kmの小さな島、長崎県松浦市福島町。島の入口に『つばきの島』とあります。島の周囲の海上には『いろは島』と呼ばれる大小48個の島々が浮かび、美しい景観を形つくっています。その福島の西側に土谷(どや)の棚田はあります。海岸から標高120mの高さまで、平均傾斜角15度で競り上がる400枚の棚田に、浮かぶ島影、行き交い船、そして沈む夕陽。日本の棚田百選の中でも指折りの棚田と言われています。また、最近は年に一度、2,000本の松明を棚田の畦道に設置して一斉に点火する『土谷棚田火祭り』が開催され、その幻想的な光景を見るため大勢の人々が詰めかけているそうです。                    (旅した日 2006年5月6日)
 

福島町土谷の棚田
平均勾配 1/4(約15°)、標高120m、枚数400枚、総面積4ha、対象農家戸数40戸、開発起源は明治・昭和、法面は石積。
編集後記 佐賀県伊万里市に一泊し、レンタカーを借りて迎えたこの日(5月6日)は、夕方着火される『棚田火祭り』が最大の目当てでしたが、正午前から雨になり、火祭りは翌日に順延となりました。翌日はどうしても日程が取れなったので断念し、雨に煙る棚田の風景を撮影して帰りました。それでも十分に綺麗な土谷の棚田でした。素晴らしい光景をプレゼントして下さる農家の方々のご努力に感謝ですね。幻想的な火祭りの風景、沈む夕陽に映える棚田、そして沖を漁火舟が行き交う風景、それらは来年以降の楽しみです。
 浜野浦の棚田、大浦の棚田



あなたは累計
人目の訪問者です。
 
Copyright(C WaShimo All Rights Reserved