東側に位置する生誕のファサード |
ガウディは石とセラミックでできた神の福音ともいえる4本の『誕生の門』から着工し始めましたが、彼が存命中に完成したのは1本のみでした。贖罪教会なので、建設資金は信者からの寄付および教会拝観料のみですが、1990年代以降は訪問者の流れと作品の世評の高まりが財政状況を好転させ、現在も引き続き建設が進められています。完成時には170mにも達する塔を含め、18本の塔が建設される予定です、巨匠ガウディが生前に『バルセリナはこの教会で世界に知られるようになる』と予言したとおり、この壮大なプロジェクトからなる聖家族教会は、バルセロナのシンボルとなっています。 |
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サグラダ・ファミリア(聖家族教会) |
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サグラダ・ファミリア(日本語では、聖家族教会と呼ばれる)は、『聖家族贖罪教会』(Templo Expiatori de la Sagrada
Familia)という正式名称を持つカトリックのバシリカ(一般の教会堂より上位にあることを認められた教会堂のこと)です。2004年の統計によれば、アルハンブラ宮殿やマドリッドのプラド美術館を抜いてスペインで最も観光客を集めたモニュメントとなっているそうです。スペイン、カタロニアの建築家アントニ・ガウディ(1852〜1926年)が1883年から1926年に死に至るまでの40年間以上を費やし生涯をかけながら未だ未完の作品です。 |
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