♪倭国の儀
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姶良ジャンボ鬼火焚き− 鹿児島県姶良町
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その年飾った門松や注連(しめ)飾りを焼いて、それらで出迎えた歳神(としがみ)を炎とともに見送る小正月(正月15日)の火祭り行事『左義長(さぎちょう)』は、『どんど焼き』などとも呼ばれ、鹿児島では『鬼火焚(た)き』と呼ばれています。鹿児島県姶良(あいら)町の田んぼでは毎年1月、あいらふるさとネットワークの人たちが、ジャンボ鬼火焚(た)きを行っています。10回目となる今年(2006年)の鬼火焚きでは、高さ41mの鬼火やぐらをつくり、ギネスブックの記録に挑戦しました。12月から毎週末、クレーン車などを使って約1ヶ月かけて、鬼火やぐらが出来あがり、1月21日19時30分に点火されました。
                                        (旅した日 2006年1月)


ジャンボ鬼火焚き
当日は、夜7時30分の着火に先立ち、ステージイベントやソウルツアー3泊4日の旅抽選会など行なわれました。日没が近づくにつれて、多くのマイカー客が訪れて周辺の農道は車でぎっしり埋まりました。当日は、午後から晴れてきましたが正午頃まで小雨で、そのなかでステージの設営などが行なわれていました(写真上)。


ギネスブックに挑戦
   − 姶良ジャンボ鬼火焚きの構造 −

基礎部(四角すい部)の底辺 19m×19m
       〃       高さ 20m
(直径25cm、長さ10〜15mの杉材数10本を使用し、4本のワイヤで引っ張って支え、竹や杉、松の枝などを組み込んである。)

全高さ(中央に立てた孟宗竹の頂点高さ) 
                       41.25m
ギネスブックで、鬼火焚きはキャンプファイアー部門で扱われるそうです。キャンプファイアーの高さの世界記録は、英国の消防士らが作った大型篝火(かがり火)の高さ37.33mだそうです。姶良ジャンボ鬼火焚きのこれまでの最高は、2000年の34.46mでした。

点火
やぐらの正面には、竹で立体的に作った鬼の面が設置されていて、町内で活躍する小学生から一般人の弓道愛好者がこの面を的にして古式ゆかしき射法で火矢を射り抜く『鬼退治弓射りの儀式』が行なわれたあと、点火されました。


炎上
雨上がりの後のため、やはり一気に燃え上がらず、中央に立てた孟宗竹の頂上までは火が行きませんでした。それでも、ジャンボやぐらの炎上する光景は壮大でした。ギネスの申請にはやぐらの大きさと燃え尽くしたかどうかが条件のようですが、今月中にギネスに申請するそうです。


冬の花火
花火も打ち上げられ、鬼火焚きとの炎の競演が楽しめました。


無病息災を願って・・・
鬼火焚きの火で焼いた餅を食べるとその年の病を除く言われています。全国各地で行なわれた左義長や、どんど焼き、鬼火焚きが、きっと無病息災の一年を実現してくれると信じたいですね。


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