レポート  ・Z世代とは   
− Z世代とは −

Z世代が選ぶ2023年上半期の流行語ランキングが6月5日に発表された。Z世代を研究するシンクタンク組織「Z総研」が行ったインターネット調査によると、ランキングトップとなった流行語は「蛙化現象」という言葉だった。

というネットニュースが配信されました。わからない言葉が2つ。一つは「Z世代」もう一つは「蛙化現象」(かえるかげんしょう)。2つとも、最近の若い世代に関する言葉です。まず、「Z世代」を調べてみました。

 §1「Z世代」とは

Z世代とは、アメリカ合衆国をはじめ世界各国において概ね1990年代中盤から2010年代序盤までに生まれた世代のことをいう「Generation Z」(ジェネレーションZ)の日本語訳です。

日本では、概ね阪神・淡路大震災後の1995年(平成7年)4月2日から東日本大震災直後の2011年(平成23年)4月1日までに生まれた世代に相当します。実年齢でいうと、2023年現在で概ね28歳以下の世代を指します。

生まれた時から、デジタル機器やインターネットが当たり前のように存在し、ウェブ( Web)で見る風景を日常風景の一部として感じ取り、利用している世代で、パソコンよりもスマートフォンを日常的に使いこなしている、いわゆる「スマホ世代」。

 §2 Z世代の特徴

(1)マスメディア離れが顕著で、インターネットによる情報収集

Z世代は、新聞やテレビといった媒体から離れ、もっぱら Webメディアによる情報収集を行っています。自分の興味がない情報も入ってくるテレビや新聞などよりも、自分に必要な情報が得やすい Web媒体の利用が進んでいます。

(2)社会問題への関心が高い

Z世代は、それ以上の世代と比べて、社会問題への関心が強い傾向にあるといわれます。SDGs(エス・ディー・ジーズ)に代表されるような環境問題への取り組み、多様性に関する考え方に若いうちから触れていることや東日本大震災などの災害に接してきたことによるものと考えられています。

(3)ブランドに対するこだわりよりも自分らしさを重視

昔から知名度の高い会社の商品、いわゆるブランド品よりも、自分の価値観に合った商品という視点を重視する傾向があります。SNSの交流や情報発信の場が身近にあることが影響していると考えられています。

好景気の時代もあったミレニアル世代(現在28歳から40歳ぐらいの世代)が、購入自体に興味を持つ傾向があるのに対して、親が不安定な経済情勢の時代を過ごしているのを見てきたZ世代は、貯金・貯蓄を早くから始めるなど保守的な感覚を持つといわれます。

また、ブランド力よりも自分らしさを重視し、マルチタスクで効率や利便性を求める傾向があり、買い物では「どれだけお買い得なのか」という点を重視する傾向があります。

【参考にしたサイト】
(1)Z世代 - Wikipedia
(2)Z世代とは何歳から?年齢や意味・特徴を簡単に・わかりやすく解説!
   (Create転職のホームページ)



2023.05.18
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